口コミ

Ｔornedo　Ｍさん

「国技館」と言えば「蔵前」と言われていた時代

4.50

投稿日: 2013/03/21

かつてツレと出かけたとき
建物が傾しがっていて
いまにも倒壊しそうな佇まいに
「国宝級だ」と
好意的に笑いを漏らしたほどの店舗

外観のとんでもなく古びたようす
書棚が絶対に崩れてきそうなほどの傾き方
身動きも憚られる雑然とした店内
なんだかとてもうれしくなる光景

取り扱っているのは
古書籍に趣味の本
和本もあって古文書も貴重
武道・スポーツ関連と多岐にわたっている

一般の書籍ならだいたい￥２００で買えるし
たいていの人はこの程度で、古本屋に寄ってきたと思うはず

こんなので商売成り立つの？と訝るのだが
ここは以前国技館があった場所柄で
相撲に関連した書籍資料の宝庫だという
先に書いた古文書に類した文献も揃っていて
研究者や相撲をこよなく愛する人には
絶対的な存在を確立している古書店である

改めて古地図もあると知り
近々、探している地図を探しに再訪したいと考えている