ヒラマツクリニック ナイカ・ショウカキナイカ
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内視鏡検査
以下は保険診療の概算となります。 ■胃カメラ 検査の費用は12,000円程度(3割負担で3,600円程度)です。その他に行う処置や検査の有無(生検(組織を採取して調べる検査です))によって金額の変更はあります。別に鎮痙剤(腸の動きをおさえる注射薬)などの費用が必要となることがあります。 ■大腸カメラ 観察のみの場合は(観察範囲により)約6000円(3割負担の場合)、生検(組織を採取して調べる検査です)を行った場合、その個数や部位により 約10000〜17000円(3割負担の場合)となります。別に鎮痙剤(腸の動きをおさえる注射薬)などの費用が必要となることがあります。
健康診断として胃カメラ・大腸カメラを希望される方はご相談ください。 胃カメラは細いカメラを用いているため、口ないしは鼻からの検査が可能です。 大腸カメラは最新のAi技術を導入し、見落としのない検査に努めています。 希望に応じて鎮静薬を用いることが可能であり、ウトウトしているうちに検査が終了します。
■胃カメラ:15,000円 ■大腸カメラ:20,000円 鎮静薬希望であれば追加で1,000円
健診目的の胃カメラ・大腸カメラ中に治療が必要な病変を指摘した場合は、治療部分が保険適応となる可能性があります。 大腸ポリープの個数によっては複数回に分けての治療が必要になることもあります。
■胃カメラ 1) 穿孔(胃腸に穴があく。緊急で入院が必要です。手術になることもあります。) 2) 出血(生検やカメラの刺激で血が出ることがあります。) 3) 薬剤によるアレルギー(じんま疹、血圧低下など。鼻・喉の麻酔、胃腸の動きを止める注射、痛み止めなどによって起こることがあります。) 4) 歯の動揺・欠損、咽頭麻酔の伴う誤嚥性肺炎、顎関節脱臼 ※発生頻度(全国 1554万件) :内視鏡検査全般 0.014% 上部消化管内視鏡 0.007% ■大腸カメラ 内視鏡検査や組織検査により、稀に出血や腸管の損傷、穿孔などの重篤な偶発症を起こすことがあります。日本消化器内視鏡学会の報告によると、2003年から2007年までの全国集計における大腸内視鏡検査(治療を含まない)および前処置に伴う偶発症の総発生頻度は0.012%、穿孔の頻度は0.007%です。同報告では、死亡の頻度は0.00082%と報告されています。 偶発症は予期せず起こることがあり、検査前に偶発症の可能性、検査の必要性については十分説明を聞いて理解しておくことが大切です。 ■内視鏡治療 内視鏡治療に伴う偶発症とは(頻度は広島消化器内視鏡治療研究会の多施設集計による) (1)出血;1.86%(21,042件中391件) 病変に太い栄養血管が入っている場合など、病変の切除によって出血を生じることがあります。ほとんどの場合はクリップ縫縮などの内視鏡的処置により止血しますが、どうしても出血が止まらない場合は緊急開腹手術が必要になることがあります。放置すると出血多量でショック状態になります。 (2)穿孔(せんこう);0.04%(21,042件中8件) 消化管壁は薄いため、病変の大きさ・位置・根の探さによっては極めて稀ですが、病変切除部位に穴があくことがあります。この場合、緊急開腹手術が必要になることがあります。放置すると消化管から消化管内容物が漏れ出て腹膜炎(発熱や腹痛をきたします)を生じます。 (3)その他;上記の2つが主な偶発症ですが、他にはショックなどが報告されています。 (4)潰瘍性大腸炎が検査により病状が悪化する場合があります。