「不惜身命」 自分の身は顧みず、施工にあたる。
種市塗石商会・部長・若旅昭子です。薔薇・人参・苦瓜・サニーレタス・南瓜・ほおずき・白菜などの名産地である、茨城県古河市の出身です。
今迄、長らく書店スタッフとして働いおりましたが、全く予期せぬ突然の店舗閉鎖などの諸事情もあり、アラフォー世代の突入を境に業界へ転入しました。
私が建設業界で働くことなど、今まで全く想像もしていなかったので、石材塗装の仕事に誘われた時は、本当にビックリしました。そんな驚きの間もなく、いざ一緒に現場で働き出すと師匠は現場の鬼と化し、怒られることはあっても、あまり褒められた記憶はありません。
大相撲界では「師匠がいない力士は土俵に上がれない」と言われていますが、私達の建設業界でも同様のことが言えるでしょう。仕事を教えてくれる師匠がいるから、私も他の職人さん達と同じ土俵に上がり、一緒に働くことが出来ると思っています。
初めは嫌々やらされていた感があります。でも、その内やらないと不安になって、否応ながら自分からやる様になりました。そうすることで、どんどん仕事も覚えて、とても働くことが楽しくなりました。
師匠いわく一昔前みたいに、兄弟子のゲンコツが飛んできた頃の様にはいかないそうです。我々の時代とは違うから、現場の中ではどつき合ったとしても、一旦現場を離れたらお互い、思いやりの気持ちを忘れないように、従業員にもしっかり伝えていきたいと言われました。
私が一番尊敬する競輪選手の、座右の銘があります。「反省はしても後悔はしない。」
現在の仕事は、全く未経験からのスタートだったため、建設業界での基本的な知識不足が原因で、失敗することも少なくありませんでした。
それでも日々反省しながら、施工に関しては絶対に後悔だけはしない様に、毎日が「タイガーマスク・虎の穴」の修行だと思って作業しています。そして、書店の従業員としてお客様に接してきた、接客経験を活かして店舗様や個人の顧客様に応対してます。
まだ世間的にも、「墓石クリーニング」と言う職業は、需要の少ないニッチビジネスなのは否定できませんが、最近は、個人的に私を指名してくれるお客様数も増え、この仕事にとてもやり甲斐を感じています。これからも、「不惜身命」の言葉を忘れることなく、自分の身を顧みずに施工していきたいと思っています。
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KEIRIN、BOAT RACE、AUTO RACE、スタミナ源たれ、おつゆ煎餅