種市塗石商会

弊社は、墓石の製造加工・基礎／設置工事をする、一般的な石材店ではございません。しかし、全国の石材店・便利屋・ハウスクリーニング業者も羨む石材洗浄新技術工法・特殊洗浄液・耐候年数30年以上の特殊コーティング剤（パーミエイト・HS-300／HS-360）を擁し、100年前に建立された墓石でさえも、経年劣化を問題視せずに美しく強く蘇らせます。

実際「先代からお付き合いさせて頂いている老舗の石材店があるので…」とお客様から丁重にお断りされることも少なくありません。でも、そう言われる方に限って、ご自身のお墓はバクテリア・カビが繁殖し、水垢・苔・サビの汚れで全く見られた状態ではないことが多いです。

本当に心からご先祖様を敬う気持ちがあるのであれば、何れは自分も入るであろうお墓を綺麗にしたいと考えるのが当然です。しかし、一般の方がホームセンターで市販されている洗浄液を使用し、墓石の汚れを除去するのは困難極まりないことだとお伝えしておきます。

石材店・葬儀屋・仏壇店・便利屋・ハウスクリーニング業者は、石材を綺麗にする洗浄サービスを既に始めておりますが、哀しいかな高圧洗浄機で墓石本体を傷付けてしまうなど、数え切れぬほど多くのクレームが現場で起きているのが現状なのです。

しかも、これらかき集め業者は、石材の洗浄を生業としている訳ではなく、その大半が丁寧に墓石を掃除する程度の素人レベルに留まっている状況です。私が施工をお願いする施主の立場なら、大切な先祖累代のお墓をこんな自称プロを語るアマチュア業者に、お任せする勇気は１ミクロンもありせん。

大多数は自ら集客出来ない、全く屋号すら聞いた事も無いような零細企業ばかりで、Google検索しても自社ホームページすら持たず、税務署へ開業届さえ出していないモグリ業者だらけ…。施工金額に関しても、格安だけの業者は経験値が浅いことが充分考えられ、「安物買いの銭失い」になる可能性大です。単に安いだけでは、安心までも買えると思わない方が賢明です。

「墓石クリーニングのプロがお伺いします」などと表示している誇大広告を目の当たりにしますが、私は、如何なる場合も「プロ」などという文言は、一切使用しません。その理由は、「素人」または「玄人」かを評価するのは施工者ではなく、施主様であるお客様ご本人なのですから・・・。

昔から日本人は「安かろう悪かろう」という短い言葉で説明してきました。値段が安ければ質が落ち、それ相応の品質なので良いものは無いということです。安い物に飛び付けば、粗悪品を掴まされることになります。そして、買い直しが必要になったり余計にお金がかかることを「安物買いの銭失い」と表現します。

これは、墓石コーティングおいても無縁の話では無く、他業者の耐候年数を比較した場合、2～3年程度が関の山です。いつしか日本人は「悪かろう」を見抜く力を失ってしまったように感じます。消費者が安い物を求めるのは、自然なことと前置きした上でご説明します。

過去に他業者へ墓石コーティング依頼したものの、あまり効果が感じられず更なる輝きを求める方は、耐候年数30年の「パーミエイト」を推奨します。
経年劣化が問題視されなくなり、表面保護効果を維持することが出来ます。※（艶あり仕上げ・HS-300 ／ 艶なし仕上げ・HS-360）

新規墓石に建て替えるまでの予算は無いけれど、お墓は新品と遜色ないほど綺麗に保ちたい。そんな理想を現実に変えることが可能です。一般的には、「安かろう悪かろう」と言っても、「悪かろう安かろう」とは言いません。しかし、「値段が安ければそれだけ質が落ちるであろう安い物に、良い物は無し」と言う事実に何ら変わりありません。ご先祖から受け継がれた大切なお墓だからこそ、末永く美しく保ちたいものです。

心無い墓石クリーニング業者のように、施工したらそれで終わりでは決してございません。高圧洗浄の様な簡易的洗いの場合、一時的に表面だけ綺麗になったとしても、経年劣化による汚れの蓄積や塗料の摩耗は直ぐに起こってしまいます。「石に灸」とは、何の効き目も反応も無いことのたとえですが高圧洗浄こそ典型的な悪例でしょう。

また、ある老舗石材店では、新規建立した墓石アフターサービスと称して、一年後にお墓の周辺の落ち葉を拾い、濡れタオルでサラッと墓石を水拭きするだけの、無料クリーニングサービスを実際に施しています（笑）

お墓は、先祖代々に渡り受け継がれていく神聖なる物です。前述にも示しているように、墓石は建てて終わりでは無く、建てた後にどれだけ手を加えるかが大事なのです。それでも、放置したままだと例外なく墓石の経年劣化が起こり、苔やカビなどが繁殖してしまいます。

「転がる石に苔が生えぬ」とは、良く動いて働く人が生き生きしていることのたとえです。また、仕事や住居を転々としている人は、成功せずお金も貯まらない保守的な意味も含みます。しかし、活動的にいつも動き回っている人は、能力を錆びつかせないと言う改革的な考え方を私は推奨します。

特殊コーティング「無機系封孔剤・パーミエイト」は、一応の目安として耐候年数30年以上を目安にしております。しかしながら、立地・気象条件などの関係上、若干の誤差は正直あるかと思います。「ＢＧ／誤差あり。」

「使っている鍬は光る」と言うように、墓石も手入れをしなければ何れ錆びついてしまいます。そうならない為にも、パーミエイト（HS-300・艶あり／HS-360・艶なし）を施す定期アフターメンテナンスで、お客様サポートをさせて頂きたいと考えております。

少なくとも弊社のお客様とは「金石の交」の関係で、極めて堅い友情で結ばれていると確信しています。また、それは一時的な関係では無く、いつまでも変わらないお付き合いをさせて頂きたい一心からです。

「石の上にも30年」ではありませんが、半永久的な表面保護効果を維持するためには、定期的メンテナンスが必要不可欠。しかし、哀しいかな現状は、とてもアフターメンテナンスと呼べない低レベルのモグリ業者が多過ぎて、未だに無駄なお金を支払われている被害者が後を絶ちません・・・（涙）

その昔、江戸時代の頃から誰かにお願いしてお参りする代参は日常的に行われており、お墓参りを業者に依頼するのは全くもって恥ずべきことではございません。全国各地の市町村によっては、墓石クリーニングサービスでさえ「ふるさと納税返礼品」として出品されています。

墓石クリーニング施工をしていると、石塔本体や墓誌が倒れたままになっているのを目の当たりにします。大切なお墓を放置し、お手入れ出来ないまま荒れ放題にしておく方が深刻な問題であり、私自身も本当に哀しい気持ちになってしまいます。

実家にある墓石は、田舎ながらの部落共同墓地にあり僅か11世帯でしたが、お盆・お彼岸には何の不都合もなく家族でお墓参りに行っていました。しかし、ある日を境にその秩序は崩れ、最終的には村八分の厄介者扱いに…ことの経緯は、馬鹿な部落長が悪徳石材店と結託して、全世帯に500万円以上の新規墓石購入を義務付けたのです。そして、同意できない家庭は、共同墓地からの強制退去を命じられました。

亡くなった先代の祖父母は、最後まで猛反対したもの物言いは認められず、最終的に30キロも離れた青森県八戸市内の墓地を購入し、お墓の引っ越しをせざるを得ませんでした。元々の墓地は、穂高い山の麓にあったため高齢の方はお墓参りに行くことが難しく、哀しいかな500万円もの高額な墓石にも関わらず、その数年後には「墓じまい」してしまう世帯もありました。

幼少期の頃「子供は小さく産んで大きく育てろ。お墓は小さく建てて末永く敬え」と祖父母が言っていたのを思い出しました。家のお墓ばかりが栄える様ではダメな訳で、見栄など張らずに、クリーニングでも遜色ない仕上がりならば、無理にお墓を購入する必要はないでしょう。

先日、実家のお墓騒動に携わった高齢者の方から、お墓参り代行のご依頼がありました。今更、苦言どうのこうの話ではありませんが、正直言葉にならないほど複雑な気持ちになりました。仕事として業務は全う出来ましたが、当然ながら心の中での葛藤もあったとお伝えしておきます。

弊社スタッフが、ご自宅から車で送迎して、お墓の清掃作業を代行しながらご本人にお墓参りをして頂く「お墓参り同行サービス」も承っております。
時間制限は特に設けておりませんので、ゆっくりお客様ご自身のペースにてお参り頂けます。