ヒラセシユゾウテン

有限会社平瀬酒造店

3.17
口コミ
1件

口コミ

辛口の一本

4.00
投稿日
予算
¥3,000

高山旅行の時は必ずよります

出会いは初めて高山に来た時
お酒好きなので旅先での美味しい地酒探しは最大の楽しみであります
高山はたくさんの地酒があり、大変な探索・冒険でしたが、なーかなか好みの味が見つかりません
どれも独特の風味(クセ)があり、山のお酒独特のアルコールの強さ
「難攻不落」酔いでほてった頭でぼんやり
と思いました

ホテルにチェックインして温泉につかり風にあたり酔いを覚まします
夕食になりました、まだ少し頭がフラフラします
「お飲み物はいかが?」
「おすすめのお酒ください」
妻がにらむのを無視して冒険を続けます

ぬる燗のトックリが二本運ばれて来ました
おちょこに入れて二人乾杯します
「!」「!」
フラフラの頭がスッキリします
お酒の弱い妻が笑顔になります
サラリとした舌触り、ピンとくる辛口がノドを通り過ぎます
フーッと一息つくと爽やかな香りが鼻を抜けていきます
豪華な食事はタダのおつまみに格下げです
食事が下げられても二人の酒宴は続きます
顔を真っ赤にした笑顔の妻が
「このお酒なんて言うのかな?」
「そうだ!忘れてたよ」
お酒の美味しさに目的を忘れてました
少しろれつの回らない舌で仲居さんに聞くと
「久寿玉っていうの、超辛口がおすすめだよ」
「く、す、だ、ま…」
深いダンジョンを抜ける地図を手に部屋にもどりました

翌日、ゆうべの深酒の割には頭はスッキリ
まっすぐに平瀬酒造さんを目指します
古い町並みから少し外れた所にお店はあります
杉玉がなければ通り過ぎてしまうほど地味な構え
中にはいろいろな久寿玉の瓶が並んでいます
奥の方から店員さんが出てきました
「おすすめはなんですか?」
「超辛口がよく出ます」
「この吟醸って?」
「この間おかげさまで賞とったんです」
値段もお手頃です
重たい一升瓶を二本抱えて店を出て行きました

カランカランと鳴る一升瓶を持ちながら古い町並み探索
「しまった早まった…」
それからは毎回最終日に、帰りの電車で楽しむために五合瓶一本、家呑みとお土産に何本か発送してもらっています

とても飲みやすいので平日に呑むのは、
かなりの自制心が必要であると注意しておきます

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写真

概要

店舗名

ヒラセシユゾウテン

有限会社平瀬酒造店

ジャンル

電話番号

住所

岐阜県高山市上一之町82

アクセス

最寄駅
バス停
  • まちの博物館前から53m (徒歩1分)
公開日
最終更新日

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