カシ(樫)は日本の広い地域に分布するブナ科コナラ属の常緑高木で、特に関東地方から西日本に多く見られる植物です。この木は耐寒性が高く、特にシラカシ(白樫)は20m前後の高さに成長し、常緑のため年中緑を保ちます。カシの葉は光沢があり、形状には様々な個体差がありますが、一般的に楕円形で先端が尖っています。春から夏にかけて雄花と雌花を咲かせ、秋には小さなどんぐりが実ります。これらのドングリは野生動物に運ばれて自然繁殖が促進されるほか、かつては人間にも食用として利用されましたが、渋みが強いためそのままでは食べにくいとされています。カシの木は、木材としても利用価値が高く、建材や家具、道具類に使用されます。特に材質は堅く、弾性があり耐久性に優れるため、古くから様々な用途に重宝されています。カシの木は防風林や生け垣などとしても利用されることが多く、高さがあってもしっかりとした剪定が可能なため庭木や街路樹としても人気です。特に庭造りにおいては、カシの木の存在が自然な雰囲気を醸し出すと共に、多様な利用方法によって人々の生活の一部となっています。