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和菓子を すすんで買う方ではありませんが、こちらの和菓子は戴いても嬉しいですし、自分で買ってお友達と楽しんでいます。特に、栗羊羹は季節を感じられ楽しみにしています。丁寧に包まれて、贅沢感もあり 見た目も楽しめます。
私の死んだ祖母と同じ年の明治40年生まれの作家井上靖。本人(洪作)が子供の頃、父母の住む豊橋まで伊豆の山奥からおぬい婆さんと旅をする場面で豊橋の街中が描かれる。駅周辺の描写から私の祖母も子供の頃でありエキストラで登場しそうな妄想をすることで、好きな本。そのひとコマに若松園が登場。洪作と母、妹と女中4人で黄色いゼリーを食べ、その美味しさを伊豆の友達に伝えることが困難なほど美味かったと記載。そのゼリーが今でも店頭で販売されている。甘すぎず、フルーティーな歴史を感じる絶品ゼリーです。明治の末頃にタイムスリップしたような味に感激。