圧倒的な熱量がこちらを試してくる(先生にその気は一切無い)
先生は割と飄々としているタイプ。
まぁ、普通の院じゃないの?と完全に舐め腐って体験する私。きっと似たような状況の人は多い気がする。同業者には。いわゆる「オーラ」めいたものは特にない。セミナーで登場するカリスマ系とは程遠いのだ。
が、受けると状況が一変する。飄々という点には何ら変わりがない。飄々というか淡々と進む感じ。オーラは無い。普通の先生(何と失礼な!!)である。
が、淡々と流れ込む、流れ続ける、ペース一定で永遠に流れ続ける情報量。開始5分でもう追いつけなくなる。自分の中で繋がる前に次に進む。何だこの情報量は。
これは冗談ではない。本気と書いてマジと読む。
私が今まで通ったゴッドハンド、カリスマ整体師のセミナー1回分の情報量は最初の20分くらいで流れ込む。しかもペースが変わらない。まだ流れ込む。
これは理解を促す為の情報とは少し違う。そうならもっと丁寧に説明をしてくれるはず。この先生なら。ああそうか、まずは状況を漠然と理解させる為か。それなら納得だ。
我々は自分の状況をかなり軽く考える、想像してくる。それは臨床で私も嫌というほど経験した。本当に軽く考えてくる人が多い。それに対するアンサーがこれか。具体的に言葉にはしないが、検査の大半が×になる。カラダ中で問題を抱えているという事を認識してもらう為?
先生の軸はもうしっかり通っている。だから施術にブレがない。質問をすればその場で即返ってくる。レスポンスが早い。が、説明が深すぎてまた置き去りになってしまう。
検査結果の奥、何処まで実際には情報を掘り下げて感じ取っているのか。こちらに伝えられていない情報も随分とあるっぽい。流石にそこまで伝えるとパンクどころか崩壊すると考えての事か?
全身を検査され、カラダの状態をピラミッドに図式化され、こちらには逃げ道がもうない。後は「進むか撤退か」となる。何と清々しいスタイルか。
先生は全ての手札をさらけ出す。そして選ぶのはこちら。先生は「後はお任せします」とばかりに決定権を委ねてくる。本当に「ご自由にどうぞ」だ。
自分で自分を育て直す、というスタンスが通っている。先生にお任せしますという認識では恐らくついていけない。ここは施術を受けて良くなろうでない。施術を通してカラダを学んでいこうという学習の場所だ。
学ぶ意欲が無いと足を運んでも徒労に終わるだろう。先生はあくまで「トレーナー」という立ち位置だからだ。自らの足で前に進む必要がある。
先生は「健康ってそういうものでしょ」とこともなげに投げかけてくる。芯の通った先生だ。受け売りでこうはいかない。
本気と書いてマジ。
健康についてそれだけの熱量を持っている人が辿り着く極上の場所。それだけの熱量を持っていない人には肩透かしの場所。
ここまで振り切った先生がいるとは。余りに別ステージ過ぎて参考になるのかならないのかw
ただ、こういう先生が結局は強いんだろうなと思う。それは間違いない。間違いなくオンリーワンのサービスを提供している。
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