健康というか、自然体というか、何というかw
先日、卒業しました。自覚症状は大きなものは特になし、40代過ぎてからちょっと健康が気になりだしたのでそれでこちらにお世話になり始めた形です。元々は近くの有名な整骨院に通っていました。奥さんや義理の両親がそちらでお世話になっています。
通院ペースは土台が安定するまでは月2回の提案でした。ですが強制ではありません。凄い自由なんだなと思いました。先生に「そのリスクは?」と興味本位で聞きましたら「経験上ですが、基礎固め無しでの月1だと安定に至る道筋はかなりハードモードになります」とだけ。
え?それ大事やん。それが聞かないと出てこないのか?と思った。でも確かに最初に「土台安定までは月2回が推奨」と伝えられているわ。とも。
後から改めて理由を聞いたら「説得は避けている」との事。なるほどな。確かにこちら側からしたら「通わされる」感覚になるか、通ったから結果を保証しろよとなるかも。リスクヘッジなんだ。
さて、内容については本当に検査検査検査。でもそこにこちらも関わっているので「一方的」という感じはない。そして検査結果がその場で即出る感じ。血液検査みたいに検査結果が1時間後とかの話ではない。もう瞬間的にその場で出る。ドンドン出てくる。その情報量が確かに雪崩、濁流、押し寄せる。
先生はサクサクと処理をしてあれこれ考えだしているがこちらは追い付かない。本当にこの先生はこちら側に寄せてこない。ひたすら突き進む感じ。The専門職という感じ。でも検査の説明や確認はとても丁寧で優しいです。結果も伝えてくれますが、それがどう繋がっているのかは説明されますがチンプンカンプンという事。
施術で埋め込み、宿題で仕上げる。
これを先生は何度も伝えてくれます。宿題が如何に大切か。それなくして「繋がり」が無いと。宿題が「繋ぎ」になるんですね。面白い発想。
宿題はとても簡単、シンプル。と思いきや。とても奥が深い。最初に説明されるのは「本当に大切な部分」だけ。その先に行けば「更にレベルアップ」な内容がドンドン追加される。最初から言ってくれよとなる?ならないならない。だって最初に全部説明されていたら絶対に頭に入ってこない。
目的をもって取り組む事、目的をしっかり理解する事。何が欠けても宿題が効果を発揮できない。その理由まで説明してくれる。
じゃあ今まで取り組んできた「やっておけばええんやろ」的な取り組みは何だったのか?ここで学んだ。「代償動作を育てていた」という事にドンピシャ。知らない事の怖さ、都合の良い解釈の怖さ、そして溢れる情報の落とし穴を論理的に伝えられる。
ここはこういった情報に価値がある。技術は当然ながら「疑う必要のない情報」にこそ価値がある。男目線ではそう映る。
健康を意識したから来たけれど、痛みを意識して来ていたら元の整骨院に戻っていたと思う。ここは確かにテーマが違う。深い。場所が違う。
この院と同じテーマで取り組んでいる院、病院ってあるのかな?と思う。今まで通ってきた整体、整骨、鍼灸にクリニック。何処もその場で変化を出す事や30分くらいで終わる様な場所ばかりだった。
ここで一度受けると「あの時間で何を把握されていたんだろうか」と思わざるを得ない。でもそれも答えが出た。
「即効性を大事にする」のと「カラダを作り直す」という事は同じ体でも全く取り組み方からして異なるものなんだなと。
どっちが正しいじゃない、どっちも正しくて方向性が違うだけ。
だから先生が言う様に「選ぶのは自分自身」であり、最初に問うべきは「自分が何を求めているのか」を明らかにする事。
「なるほどなぁ」
ここに来たらそんな言葉ばかりが口から出てくる。今までの院は「痛く無いです」「動きます」とかそんな言葉ばっかりだったのに。
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