同業プランで3回目。3回通って感じた事
同業プランでお世話になっています。通年契約で今3回目です。
通年契約だと当然12回。1回あたりのコストは一般の方の倍になります。
全額事前の振り込み式で割引はありません。
それを「高い」と感じる人は多いと思います。事前振り込みで割引無いの?と。
私も最初は「え?特典とか無いんだ?」と思ったくらいです。それが当たり前だと思っていたので。
ですが、実際に受けてみて感じた事は全く逆の事でした。
「ここまで明け透けにしてくれるものなの?これいいの?」
本当に施術の全部を教えてくれます。素材は私のカラダ。何をしているのか、何を目的としているのか、それが何に繋がっていくのか。
本当に全部を教えてくれます。
マジで?本当に?というのが実感。そして「ラッキー!これノウハウそのものじゃん!真似したら勝ち組じゃん!」というのが更なる実感と確信。
そして1時間もしないうちに気付くのが
「いや、これ無理だって。どうやってこれを真似するのよ。無理じゃん」
という絶望と諦め。
余りに情報量が多過ぎて、分岐が多過ぎて、覚えるなんて無理。到底無理。どうしてこれを頭の中で処理できているのかがわからない。メモっても無理。余りに多過ぎる。
これを「オーダーメード」と定義するなら、私が考えているオーダーメードは間違いなく「テンプレート」だと思う。血液型別に用意したテンプレートを提供して「オーダーメード」と称していましたみたいな範囲。
こんな人が自分の地域にいたらどうしよう。
そんな心配事を受けながらしてしまう。聞いていたどころじゃなかったです。
まず検査。
股関節の検査。だと思っていたら違った。股関節の検査だけれど、厳密には股関節に関わる筋肉と靭帯と股関節に連なる筋肉と関節の検査も含む。
こんな検査。
真似できますか?というか意味わかりますか?
検査という言葉の概念が本当に変わる。
股関節を活用して「股関節」「腰椎」「骨盤」「膝関節」「足関節」までアンテナを広げる。更には力の方向や角度を変えて、複数の関節や特定の筋肉を検査する。
「どういうこと?」
こんなことができるのか。こういうのってアリなんだ。というかどうやってこれするの?
全部を明け透けにするのは「絶対に真似できない」から。それほどに「先生自身」として技術も知識も概念も溶け込んでいる。
これは「先生」ではないと再現ができない。
だから全てを教えて「自分の形を模索しろ」と言っているのかな。そう受けながら今は思っています。ヒントとして俊カイロを自由に使ってくれたらいいと。
これで1回2万円って安すぎませんか?
一般的なセミナーに通った事がある人ならわかると思う。わかりますよね。さらっと技術や検査を体系的に学んで、少し触り合って2万とか3万とかザラ。
全然違うよ、この2時間。
半日のセミナーに出てもこの2時間の情報量に全然及んでいない。ノウハウを提供されていてこの金額って破格なんてものじゃない。問題はそれをどう扱うかの我々側の問題だと思う。
アジャストがここまで脇役になっているカイロプラクティック院は見たことが無かったです。凄く新鮮で面白い。アジャストが決め打ちじゃなくて通過儀礼的に活用されている。
しかもモビリやモンパルとの連携がうまい。あと先生が最も得意とされているAK。これがAKの枠をとっくに超えている。
AKにモンパル、モビリが溶け込み、そこにカイロやオステ、整体などの徒手技術が練り込まれている。
説明されないと「何をされているのか」が見えない。技術って磨く程に溶け込んで見えなくなるんだなぁと学びを得た。
同業者プランを検討中の方へ。
個々の施術は宝の山だと思う。でも自分で見つける覚悟が無いと説明された内容だけで終わる。説明は形式知。一方で溶け込んだ暗黙知が無数にある。それを如何に見つけ出すか。そして先生に問い掛けるか。
それ1つで得られるものが段違いに変わる。
商売として成功したい、という気持ちの前に「本物になりたい」と思う気持ちがあるなら、個人的にはここを強くお勧めする。
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