コロナの後遺症で頻尿や夜間のトイレ通いの日々が続いていました。泌尿器科の投薬でも症状は改善しませんでした。以前、疲れ目の治療で針を勧められたことを思い出してネットで調べました。初日は今までの切なさも一緒に汲み取るように深く頷きながら症状を聞いて頂きました。治療中、数箇所針を打った後に両手の脈を取り、お灸をした後でまた脈を取り、まるで身体と会話をしながら治療して頂いているように感じました。少し大げさですが、翌朝“奇跡”が起こりました。帰宅後、いつもの時間に床に就き、目覚めて時計を見ると６時過ぎでした。深夜トイレに行かず、ぐっすり眠れていたのです。後日、先生に「魔法のようです」とお伝えしたら、「よかったですね。そう言って頂けると嬉しいです。」と優しい言葉を返して頂きました。
　奇跡が日常になった喜びを味わいながら、週２回通うことを努力目標にしています。通い始めて１年になりますが、治療中の先生の言葉を聞くと、私以上に私の心と身体のコンディションを熟知して頂いているように感じます。６５歳を過ぎて引退を考えていたのですが、この安心感に包まれながらであれば、もう少し頑張れそうです。素晴らしい先生に出会えたことを心から感謝しています。