合う合わないがはっきりする院です
同業プランでお世話になった柔道整復師です。知人の紹介でこちらを知りました。自費のヒントになればとお世話になっています。もう1年越えです。
ここは一般的な「誰でもお気軽にどうぞ」的な場所ではないです。健康の優先順位が上位の人には天国になると思います。
でも「痛いの何とかして!!」という感覚だと正反対の場所になると思います。こちらの先生ははっきりと明言しています。「痛みを改善する」よりも「健康な身体を育てなおす」に舵を切っていると。
なので痛み自体は「段階的には」改善されていくのですが優先度は高くなく、痛みそのものに直接アプローチをするわけではないので、今すぐ、今日、一刻も早く!という人にはあれれ?何これ?となると思います。
私みたいに「痛いのを何とかしてもらってもすぐに戻る、どうして?」と痛みをとる作業に疑問を感じた人間が来たら良いと思います。多分、答えがすぐに見つかる。
初回のカルテとピラミッド。それを見たらもう明らかです。後は本人がどうするのか。進むか?やめるか?先生はあくまでこちらに委ねます、本当に。初回で次回予約の提案がなかったのってどれくらいぶり?
「〇日以降でご検討ください」
それだけで終わり。思わずこっちが「いや今取れますか?」と突っ込んでしまったw
こういうところにも患者側にゆだねる姿勢が徹底している。自分で決めて行動するということ。弱っている患者さんに優しくも締めるところはきちんと締める先生の様だ。
奇抜なことをしている先生ではないです、むしろ正反対。ただひたすらに基本に忠実に、ただその基本のレベルが尋常じゃないくらい高い。かくいう私自身も後で1つ1つの説明を受けてその奥深さを思い知る始末。最初は普通に検査をしているな、少し特徴的な動きを入れてるな?手癖なのかな?という認識でした。
1つの動作で複数の検査、そして複数の検査で多角的に判断。一般的な整体、整骨院の認識でいたら「何のためにこれしているの?」という感じになります。
そう、先生の検査は「痛みの確認」が目的ではないんですよね。あくまで「体が正常か否か」の判断のため。だからとてつもなく細かい。
自分が初めに抱いた「ここまでしなくても」という感情は「痛み」しか見ていなかった自分と「負け惜しみ」だと認めざるを得ない。自分には到底できない、思いつかないことをしている先生に嫉妬をした。
理想としては自分も持っていたスタイル。でもそれは現実的には無理でしょうと蓋をしたものです。時間や技術、患者さんとの向き合う時間、コスト。
この先生はそれを実現しようと試行錯誤している。そのプロセスが現時点でのこの全身調整だと思います。すでに検査は検査でなく、施術は施術でない。境界線がそこには見当たりません。
こんな形で方程式が成り立つのか。と感嘆しました。しかも1年お世話になる間にピラミッドの形状が変わっていく。ああ、先生は現在進行形で変化している。こんな人見たことない。何年も同じようなカルテと施術を行っている人は沢山見てきましたが、こんな短いスパンで変化を重ねる先生がいるとは。
徹底した施術、その集約された情報や経験はすべての患者へと還元される。個々から得られた情報やノウハウを全にフィードバック。院のスタイルとしては理想形だと思います。
誰もが頭にはよぎるスタイルだと思いますが、中々実践するのは難しい。
施術家が自分の軸に針を振り切った院。
それが俊カイロです。
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