おおかみこぞう さん
2025-05-28

余りに遠すぎる目指すべきロールモデル

5.00

理学療法士で整体院をしています。病院勤務から独立した口です。

同業プランでお世話になりました。

こちらは元々の勤務先と提携をしていたので知っていました。リハビリとこういった院が提携をするというのは正直聞いたことが無い。敵に塩を送る様なものだろうと思っていたので「ちょっと意味がわからない」というのが当時の感想でした。

独立した後に元職場に顔を出した時、院長から「あそこには顔出した?」と言われてこちらに繋がった感じです。やっぱり院長の個人的な繋がりだったのかなと。だからなのかなと。

「自費で食べていく覚悟が決まったなら、一度は経験した方がいいよ」と院長に紹介をされてこちらに来ました。

現時点で自分の院は一般的な院に比べるとお陰様で繁盛しています。売り上げの方も安定して集客にも困っていません。そこはリハ専門でやってきた自負があります。

ですが、実際にこちらで受けてちょっとショックを受けました。自分の甘さと言いますか、「自費を舐めていた」という事を痛感させられたと言いますか。患者さんに寄り添うという事を履き違えていたのかなと考えさせられます。

要望に応える事、期待に応える事。喜んで頂く事。それがビジネスとしての本懐だと思って取り組んでいますが、ここで施術?検査を受けていくと自分がしている事は「キチンと施術をしている」と言えるのかと。単に痛みを楽にすることに特化しているだけと気付かされます。というかミカン汁の炙り出しをされるみたいな感じになります。逃げられない。

来院される方には「根本的な解決を提供します」と謳っておいて、実際に取り組んでいるのは「疼痛の調整」という現実。自分は勤務時代に感じていた理想と現実を埋める為に独立をしたのですが、実際にしている事は職場の保険診療に少し「+アルファ」を加えて変化を出していただけ。それでいて単価をあげて利益率を上げていた。

そんな自分の在り方が受けているだけで炙り出されます。確かにこれは痛い!辛い!キツイ!自分がとてもちっぽけな人間に感じる。

見なかったことにしたい気持ちがわかる。その方がどれだけ楽か。

「自費を舐めるな」と施術を通して問われている様な気がしてきました。胸が痛かった。売上が良いからと胡坐をかいていた自分を戒めました。

自分のチラシ、HPでは「安心の国家資格取得者が」と謳っていますが、だからこそ余計に皮肉めいたものを感じました。国家資格を持っている自分、そして持っていない院長。どっちがカラダと向き合っているのか。

本当に勉強になりました。

あ、そうそう先生は確かに国家資格を持っていません。そこが心配だとされる人もいるかもしれない。そこは国家資格持ちの自分が断言しておきます。

この先生は自分よりよっぽど知識ありますよ。院長が先生を信頼していたのもわかります。経験値もいわずもがな。

臨床人数なら自分の方が圧倒的に多いです。が。1人1人にあてる集中力の差がもう比べようがないです。検査なんて勤務時代の自分と比べて何十倍していることか。2倍3倍とかじゃないです。10倍20倍とかのレベル。それくらい徹底しています。

という訳で、その点だけはご安心を!

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