こなん さん
2025-05-16

息子の世界を変えてもらった

5.00

こちらにお世話になっているのは息子です。陸上を小さい頃から続けており全国大会の常連校でレギュラーを任されています。

↑は自慢では無くて私(母)の世界が引っ繰り返った事をお伝えする為の予備情報と言いますか。とにかく私にとっては中々信じる事ができない、認める事ができない事が沢山あったもので。

まず、息子についてですが、幼稚園から体操教室、運動教室に通っていました。中学・高校では有名なトレーナーのもと運動ドリルをこなし、学校でもオリンピック選手が開発したという体幹ドリルを日々こなしています。そして選手としての実績も出せていたので私としても息子としても「順調に仕上がっている」という自負・自信がありました。1つを除いて。

1つだけあった心配。それは定期的に故障を抱えるという事です。それを「カラダが素直だから」と言われていたのでそれも良い傾向なのだろうと前向きに捉えていましたが、中学生くらいから長引くケースが出始めました。そして高校に入って2年目。大きな故障を初めて抱えました。

学校の提携?先の整骨院(オリンピック、国体選手等も施術している)にお世話になるものの、改善せず、何度もボキボキッとされて本人が少し不安を感じている状態でした。

どうしたらよいのか、何をしたら良いのかがわからない。モヤモヤした気持ちで日々を過ごしていた時にOBの方(大学の選手)から紹介をされたのがこちらでした。

顧問の先生が薦める院とは違うのに大丈夫なのか?と思ったものの、現時点では週3で通っていても変化が見られない。それどころかバキボキを不安に感じている状態だったのでやむなしと判断。OBの方に紹介の旨を連絡して頂き初回の予約となりました。

ここからです。私達の世界観が引っ繰り返ったのは。

全身の検査をして頂き、カラダの状態が明らかに。腰を痛める理由がわからず先生に尋ねる。「股関節・腸腰筋に関しては誰にも負けない鍛え方をしてきたのに」と。

「だからですよ」

最初は本当に意味がわかりませんでした。腰を、股関節を守る為に体幹を鍛えたはずなのに、それが体幹を痛めた原因?鍛え過ぎたということ?

「走る時とジムの時、同じ靴を履いていますか?」

「走ると歩くって、顧問の先生にはどう教わってるのかな?」

「どんな走り方を教えてもらっているのかな?」

先生からの質問に息子が答えていく。先生はその答えに対して更に質問を重ねたり解説をしてくれたり。

知らなかった。全部+になると思っていたのに多くがカラダにはマイナスになっていたという事。にわかには信じられない。

「ドリルを見せてもらってもいい?」

親の私が見せるのが怖くなる。何を言われるのか怖くなる。息子が1つ1つを見せる。そして先生が問う。

「それは何を狙いとした運動かな?どう伝えてもらってる?」

息子も説明するが、先生の説明を聞いた後だと私でも思う。「漠然とし過ぎている」と。

聞かずとも故障の原因が浮き彫りにされている感覚になる。私はただ見てるだけ、応援しているだけだったんだと。

先生の様な見え方、見方をして息子をサポートできていたらと悲しくなる。

でもでもでもでも

息子は目がキラキラしていたので少し救われた。本当に楽しそうに「そうなんですか!そうなんですか!」と聞いてる。息子は理詰めで納得したかったんだなと知る。いや知っていた。知っていたけど、息子の理詰めの程度は私の想像を遥かに超えていたということ。

ああ、知りたいのに教えてくれる人がいなかったんだな。良かった、先生と出会えて。

息子のカラダは0から再構築に入りました。「記録や速度は落ちるよ、最初は」と言われても息子は意に介していない。「自分の理想の走りができそう!」とテンションが高い。

凄い大雑把に言いますと

今までの走り→「記録を伸ばす為の走り:短距離走の延長」

作り直した走り→「効率化を突き詰めた走り:歩くと繋がった走り」

本人曰く「流れの中に自分が乗っかっている感じ」とのこと。今までは「自分が走っているという感じ」だったそうです。

それが「最初だけ流れを作るまでは自分が走って、流れができたら後は乗るだけ。プールの洗濯機みたいな感じ」だそうです。

今は「故障する気がしない」とのこと。そして「走るのが楽しい、というかこれが走るなのかな」とレギュラーや記録より感覚を楽しんでいる様です。

ありがとうございました。これからも息子を宜しくお願いします。

0
俊カイロ
  • 千里丘駅
  • 整体