にく さん
2025-05-14

確かに同業には鏡となる院。

5.00

理学療法士の整体師です。色々な勉強会でこちらの先生のお話、ウワサ?今思い返すと「挑戦者」の話だったようなw そんな話を耳にしていたので存在はしっていました。

たまたま、自分も「カラダ全体の声を聴く」といった全身を整えていく路線で開業をしていたのでいつか受けてみたいなとも思っていた訳です。

で、自分が学んでいたセミナーの方がひと段落してそれなりに自信もついてきた。これなら受けている内容を分析できるのではないか。と思って予約を入れた訳で。勿論「同業者プラン」です。ちょっと嘘つくハートは私にはありませんでした。

受けて思ったのが「あ、本当にこれ鏡になるわ」という事。自分が受けて学んでいたセミナーも全身を整えるという事にフォーカスしています。だから自分は全身を整える技術体系を身に付けたと自負していました。実際、患者さんには「全身を整える」と伝えていますし、そのつもりでしていました。

でも、施術時間は初回で60分枠、2回目からは40分枠です。でもそれで十分だと思っていた訳です、割と本気に。

ここで受けて感じたのが「情報の深さが桁違い」という事です。つまり「全身をみる」という言葉の定義がまるで違う。私の「全身を整える」はこちらの先生にしたら「整える前の情報が足りていない」という状態。

私がセミナーで耳にした「挑戦者」はきっとこう感じたのだと思います。

「私は一体何をしていたのか」

私にとっては十分と思っていた情報、先生にとっては「全く足りない」という状況。それを先生は何故、足りないかを説明してくれます。それがまた論理的で私にしたら「え?そこまで考えてやってません」としか言えない。

ここまでせなアカンの?整体って?そこまでする必要ってある?

「あ」

ここで私も気付いた。そうか、ここで「そこまで必要ないでしょ」と目を背けるのか。ああ、わかる。その気持ちわかるよ。

本当に問われるよ。それも自問自答の中で問われていくよ。

自分は一体、どうしてこの業界でこの仕事を選んだのか?

ビジネスとして成功する為? 人のカラダを整える為? 健康な人を増やす為?

ビジネスとしてなら目を逸らしても辛くないと思う。でも、自分は「極めたい」と思って飛び込んだ。その自分が「そこまでやらんとアカンの?」と目を背けようとした現実。

いや、キッツイわ。マジでキッツいわ。

自分がどれだけ「根本解決」を謳いながら「対症療法」に突き進んでいたかを思い知らされました。自分はまだ何もしらない。それ以前に何も見えていない。

目の前の結果に安堵して、感謝の気持ちに安堵して。相手は根本解決が進んでいると思っているのに、自分は対症療法で結果を優先する。それも「対症療法はしない、根本療法です」と言いながら。

ここの施術を受けて「いや、自分も根本療法です」なんて言えない。無理だって。だってこれだけ高度な合わせ技してもなお「足りていない」って言っているんですよ、ここの先生。100分近くノンストップで突き進んで。

先生の30%も検査していない、情報を引き出していない自分は何を見てどう判断していたのか。井の中の蛙大海を知らずどころじゃない。水たまりで遊んでいただけじゃん。

気持ちが引き締まった、というより怖くなった。不安になった。これが本物ってことでしょ。上を目指すとこういうレベルが待ち構えている訳でしょ。

国家資格者限定のセミナーや勉強会で安心していた自分は背筋が寒くなりました。なぁなぁの中でドヤ顔していた自分を自覚した。

院の在り方、施術の在り方、考え方。

全部を一度引っ繰り返すと決めた。25年はずっとここに通う。

通年で通って高くないかだって? その何倍ものお金を3ヶ月のセミナーに払ったけど、手にする価値はここの方が桁違いやで!

でも自己嫌悪になるかもしれないから、注意は必要やで!比べたらあかん!劣等感に飲まれたらアカンで!

最後熱持ち過ぎて関西弁になってもた!

0
俊カイロ
  • 千里丘駅
  • 整体