プレイ感覚が全然違うものに
テニスをしています。コーチから紹介されました。成績は国体参加がマックスでした。(過去形)
バリバリ現役では無いので今の目標は「末永くテニスを楽しむ事」です。パフォーマンスの向上ではなく「故障のないテニスライフを末永く」を求めてこちらにきました。
現役時代は筋トレを中心にしたトレーニングを組まれていましたが、こちらは神経系が多い様で中年にはとてもありがたい。テニスというより健康全般によさそうな取り組みです。健康寿命がのびそうだ。
実際、先生もテニスプレーヤーだとは理解しつつも「専用メニュー」ではなく一般的な流れで施術や宿題の組み立てをしてくれました。
はじめの時に色々とお話をして、こちらの要求を伝え、先生が提供するモノの説明を受け、それではやっていきましょうか。という感じです。
ここまでは一般的な整体院や整骨院と同じでした。
ここまでは。
ここからは全然違う。検査検査検査検査。検査検査検査検査。
もう検査の嵐。でもその流れがとてもスムーズで別に嫌な感じはしない。先生に説明されたり「どうですか?感じますか?と何度か問われるが「良くわからない」としか答えられない。左右どちらも同じ感覚で使っているから。
後で聞いたら「気付く人はそこで気付く」だそうで。先生はその場で「いやそれ違うの」なんて否定をしてくることはありません。「なるほど」と流していきいます。
これも後で聞いたら「現時点での感覚を確認しているだけ」だそうで、正解か不正解かは気にしていないそうで。
力が入るかどうかの検査だと思っていたら、色んな事を同時に調べられているんだなぁと感心した。流石はプロだな。
予約の時間は120分ですが、100分くらいで施術は終わって宿題や体の状態などの説明がされます。これがまた細かい。聞いていて半分も理解できなかったけれど、確実にわかったのは「変な癖の塊」だったという事。
カルテランクはDDでした。
運動習慣が私の支えでしたが、それは決して「自然なカラダ」の担保にはならない様です。歪んだ状態で頑張っていただけだった様で。
先週、別の院で施術を受けてたのに。それもプレミア矯正を。何で?ちょっとショックでした。褒められたのに。。。。。
そんな感じでスタート。
初期は2週間に1回ペース。下半身が安定するまではこのペースが基本だそうです。「ペースを守れない場合は?」と質問してみたら「施術はしますが、効果はやっぱり薄くなります」とのこと。
この先生の面白いところは「詰めて通えば効果は倍になる?」と聞いたら「施術ありきのカラダができあがるだけです」と2週間の壁が破れない。
今まで「詰めて。それも毎日が一番いい」と言われ続けていた私には意外な言葉だった「間を空けろ」なんて言う先生いるんだなぁと。
この先生は何か芯が通ってるな。そう感じる。
実際に変化を感じたのは、連結の宿題に入ったころかな。明らかに変わった。そう言える。安定感がまるで違う。ここで「あ、この為の積み重ねだったんだ」と気付く。信じて良かった。
先生の良いところ、商売が下手なところは「下半身が安定したから間隔を伸ばしましょう」と自ら提案してくるところ。今までの院では間隔をあけるなんてこちらが提案しない限り最短詰め詰めで通っていたぞ。
この先生は誠実だなぁと感じる。嘘が付けない人だ。
そして
そしてそして
体幹を通過し、上半身へ、そして全身の連結に入った時。先生の言っている事が「あ、こういうことね」と理解できた時。
テニスプレーヤーとしての自分が劇的に変わりました。もう本当に劇的に。多分変化は前からで、自分ではっきりと自覚できたのがこのころ。
足で打つ感覚。
ラケットで打つではなく、手首や肘、腕でもなく。「足」で打つ。正確には足の力でボールを迎える。
打ち返すじゃないんですよ。向かってくるボールを「迎え入れる」感覚。同じテニスというスポーツをしているのに、全く違うスポーツをしている感じに急に変わる。というか段階的に確信した。
第一段階:「・・・・・」
第二段階:「・・・・・?」
第三段階:「・・・こういう事?」
第四段階:「あ・・やっぱり」
第五段階:「・・・・・マジか」
覚醒期:「うわぁぁぁぁい」
こんな感じ。
現役じゃないから、落ち着いて状況を分析できたから。勝ち負けに拘る状態じゃないから。
そんな現時点での環境がそれを許してくれた気がします。これは新鮮だ。動く事が楽しい。テニスって「足でするスポーツ」だったのかと。
色んな事を試せる。それも楽しい。
隔週から始まった通院は、今は年2回になっている。
メンテナンスというより「維持できているかの確認」の為。
こういうところもまた、先生らしい。
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