目が覚めるよ、叩き起こされるよ
友達からの紹介です。
健康オタクです。ヨガ、ピラティス、オンラインからスタジオまで。もう軽く15年選手くらいです。でした。ええそうでした。
自分に自信、ありました。
知識にも自信ありました。
人に教えていたくらいですから。
もっともっと自分をレベルアップしたい。健康レベルを上げたい。そう思って先生の所にやってきました。
そう、自分のレベルを上げる為に。
多分、諸先輩にはお分かりになるのではないかと思います。
例外はありません。ご多分に漏れず。
心の傷がヒリヒリしますよね、思い出すだけでも。
私は上げるべきレベルなんて無かったんです。帯で言うなら「ピンク帯」みたいな。思い知りましたよ。
教えられたこと、聞いた事、テレビでやっていた事、それらを組み合わせて創り上げた私の理論。ドヤ理論。
先生がウキウキしながら(本当にウキウキした顔で)聞いてきたその理論をドヤ顔で説明していて、質問を受けて気付いた。思い知りました。
自爆
私が熱く語った内容よりもずっと掘り下げた質問が来るので答える事ができない。質問されたの私なのに。先生は本当にカラダの仕組みを前提に聞いてきます。何の悪気も無く。ただ知りたいというオーラをまき散らしながら。
それに対しての私の答えが何とまぁ。
「基礎代謝を高める」とか「脂肪燃焼をしやすい様に」とか「自律神経を整えるとか」「細胞を若返らせる」とか。
これでもか、というくらいにふんわりしているんですよね。抽象的で。
それって「何も知らないと同じなんだ」と先生との会話で思い知りますよ。あの作業、絶対に必要なんだと思いますが、圧倒的に「痛い」心が痛い。辛い。
何か自分をまな板にさらけ出されている感じ。
ああ、私は今まで「知ったつもり」になっていたんだと。自分のレベルに合わせて話をしてくれる先生にばかりついていってたんだと。
それって本質的じゃないよね。私が認められて褒められて嬉しくなって誰かに伝えていただけで。
そんな宙ぶらりんな私にお金と時間を使ってくれていた生徒さんに申し訳なくなる。これはプロとしてええんか?と。
こんなえぐり取られる様な自問自答がありました。私の場合は。
先生は何もしていないのに。私が勝手に自爆ループに陥っている感じ。それくらいに圧倒的だったんですよね。視点がそもそも違うから。
結果の保証なんて誰にもできない。
でも、できる事は沢山あるし、結果を心配するのは「できる事」をやり切ってからでいいんじゃないの?
先生の軸はとてもシンプルです。
そう、結果保証が当たり前になった今の世の中、なんか変だと思う。
「そうしないと来てくれないから」
私も当たり前の様に受け入れていたその前提、改めて考えるとやっぱり何か変ですよね。
先生との会話は本当に色んなことに目を向けさせてくれる。気付かせてくれるというのでしょうか。
いや本当にここはもう学校だと思う。
入学も退学も自由な学校だ。
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