神の手ならぬ、神の視点を持つ先生
同業者です。一応、国家資格持ちです。自費で院経営もしています。
昨年から同業者向けのプランでお世話になっています。
自分のケア、自分の勉強、どっちも含めてです。
自分は今までセミナーに100万どころではない金額を注ぎました。書籍に関しても100万近くは費やしていると思います。動画セミナーも出たし、インスタライブの有料サービスも利用しました。
次のステージへ進みたかったからです。
何がダメなのか、何が足りないのか。そればかり探していましたが、ここで見つかりました。
何一つ手持ちの武器がなかった。
正確には自分の自慢の武器が段ボール戦車だった。そんな気分です。
ホントたったそれだけの事でした。だから何をやっても成果に繋がらない。続かない。
だって、段ボール戦士なんだもん。
先生は何か特別な事をしている訳ではないです。仰っていました。確かにそうだ。
ただ、聞いて、検査をして、確認をして、方針を決めて、施術をする。宿題を伝える。指導する。
特別な事は何もない。普通です。
では何が違うのか。ずっと考えていました。というか初回でもう感じました。
1つ1つのレベルが高過ぎる。
自分は書籍やセミナーで検査を学びましたが、いずれも1つの目的、1つの検査。これは絶対的な基本でした。
ここは違う。
1つの検査の中に幾つもの検査が組み込まれている。結果の組み合わせで仮説も幾通りに広がっていく。検査と検査がまた繋がっている。なんだよこれ。
説明をされたときに「一体何をしているんだこの先生は」と意味が分かりませんでした。同じ業界の同じことをしている先生なんだよなと。
「という訳です」なんて説明されても「いやどういう訳ですか」とノリ突っ込みしかできない。
井の中の蛙どころじゃない、蟻んこになった気分でした。
もっと驚いたのは、施術の際の段取りですら検査になっていること。どういうこと?どれだけ情報を引き出しているの?
さらには検査の動きそのものが施術そのものになっている。
言われると納得、それをどうやって思いついて実践してるのかが意味不明。どうやったらそこに至れるのか。
これが神の手レベルの人なのかと。
技術が神、というより神の視点を持っているという感じ。
今まで私がセミナーでお世話になった神の手は何の手だったんだと思う。
あれが神ならこれは何だ?
これが神ならあれは何だ?
この先生でして「かなわない」と言わせるお師匠さんはどんな世界にいるのよ。
自分が生きてきた療術という世界とはかけ離れた世界にいる先生でした。
自信を無くす先生が続出するのもわかる。目を背けないとやってられない。
自費の世界は本当に底知れない。
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