次元が違った
ピラティスとヨガの講師をしています。
今、私達の業界はインストラクターが凄い勢いで増えていて飽和状態です。プロってこういうものでいいのか、専門家ってこんなものだっけ?
専門家と一般の人との境目が段々と曖昧になっていく状況を目にして、昔からずっとヨガとピラティスを学んできた自分にはどうしても納得がいかない部分もあり、師匠にそのことを話した時に紹介されました。
「そう思ってるなら、触れてみなさい」と言われました。
別にメディアに出ている訳でもなく、youtuberとして華やかに活動をしている訳でもなく、普通の院という印象だったので「?」と思いながら予約。
希望の時間帯と曜日は空いているのが1ヵ月先。空いている枠にとにかく入れてもらう形で滑り込み。それだと翌週で入れました。セーフ!
☆受けてみて思ったこと
一言で言うなら別次元。そうとしか言えません。
ピラティス業界が、ヨガ業界が、なんて業界の行く末を心配している場合じゃなかったです。私がまず「余りに足りていない」現実を思い知りました。
まず、先生からの質問に答えられない。ピラティスやヨガの質問なのに。
☆身体の理解度が深過ぎる
ここの先生は筋肉系に特に強いです。次に神経かな?運動生理と神経解剖に特に強い印象を受けましたが、生理学・解剖学も理解がとても深い。要は全体的にレベルがとんでもなく高い。
ピラティスの教科書の内容ですらキチンと頭に入っていない自分が恥ずかしくなりました。
☆技術がとても繊細で優しい
これは凄いです。検査と施術の境目がわからないことが多かった。検査とは施術で、施術とは検査。禅問答の様な施術でステージが違うのがすぐにわかります。
先生は体を無理矢理には操作しない。身体と溶け込む様に情報を引き出していく感じです。
1つの検査から幾つもの情報を引き出していくのは初めて見ました。検査の概念が本当に変わります。
私は検査なんてしていたのか。している様で何もしていなかったのではないかと自問自答してしまう。。。
☆考えさせられる
施術とは、検査とは、人に寄り添うとは。先生と話をして施術を受けるだけで沢山の事を考えさせられます。
「できている」「それなりには」という自負心が打ち砕かれる(泣
でも。これだけは言いたい。伝えたい。知ってもらいたい。
触れて良かった。
知れて良かった。
傑物はきちんといる。静かにそこに佇んでいる。
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