自分の思い込みが塗り替えられていく
ランナー同志の紹介です。
走れる一方で身体に故障を抱えている私を見兼ねて紹介をしてくれました。
前にも紹介を受けていたものの「ふーん」で済ませていたのがこちらです。
どうしても10,000円という巨大出費が他人事というか、自分とは関わりのない世界の話をしている様な気がしまして。
「君は四則計算ができないのかい?」
ズバリ指摘をされて雷に打たれました。月にかかる総額だと、今お世話になっている院より確かに安い。でも回数は少ない。
通う回数でお得感を得ようとしていた、損をしていないと感じたがっていた自分を見透かされた!!確かに私の状況は緩やかに悪化している。しかし彼奴らの状況は明らかに好転している!何故だ!
答えを求めて私は電話を取った。
まさかの3週間後だった。。。。。みんな、躊躇はしないほうがいい。「よし!」と思ってもそれは私達側の話であって、予約の枠が空いてるとは限らないのだ。
私はここで心が折れて「すぐに行ける院」を一度選んでしまった。何とかならんかなと。
そして何とかならず、改めて予約を取ろうとすると「今月は埋まってしまっていて・・・」と謝られてしまった。。。先生、悪いの私アルよ。
結局は予約変更の枠で何とか滑り込み。それでも2週間後。
さぁ、やっと開戦だ。
まず先生からの情報量が桁違いである。処理が追い付かずパンクした。
そして自分が今まで取り組んできたトレーニングやストレッチ、その他の運動から意識してきたことまでを伝えていく。本当に先生は全ての質問に答えてくれた。それも凄まじい情報量で。質問者が溺れた。情報で人が溺れるなんて人生初だった。
要はね、私は「何も知らない」のであった。それをまずここで知った。
私が体について学んできたこと、主にテレビと雑誌、最近ならyoutubeとインスタが主力であるが、それを通して学んだことは自宅前の水たまりに過ぎなかったことをここで学んだ。
先生の把握している体の世界は太平洋だ。そして先生自身は大西洋に乗り出している。要はもう規模が違いすぎる。
そんな自分の思い込みや、ガワを取り除いてもらった。
今までの自分の頑張りを自分で否定する様なものだ。自分は間違っていたのかと。それはそれで本当につらい。認めたくない。自分なりに頑張って調べて取り組んできたのだから。
でも、観念するしかないのだ。あまりに先生の話が正論過ぎて。印籠アタックと名付けたくらいだ。神託といってもよいかもしれない。
これが到達者(by リカルドマルチネス)というものか。
現実を受け入れ、認めて前に進む。単純なことだがプライドの高い私には苦難の道であった。
だが、手に入ったものは大きい。
本当に皮がめくれていく。日焼けの皮がめくれていく様に。違和感が剥がれ落ちていくのである。
気づくのはある時ふいに「あれ?」と気づく。前と何かが違う。でも、今までになかったものが出てきた嫌な違和感ではない。
今まであった嫌なものが薄れている感覚なのだ。
身体を抑え込んでいたもの。それは私の「独りよがりな頑張り」だったというのはどうやら真実だった様だ。
認めたくないが、事実身体はそう物語っているのである。
諸君!!!これが「本職」というものだよきっと。
- 千里丘駅
- 整体