一の宮が二つある豊後の国、その一つがここ西寒田神社で‟ささむた”と読むそうです。応神天皇の勅命により西寒多山に祠を建立されたことから始まり、 その後、南北朝~室町時代の守護大名 大友親世により社殿を現在地に遷したという古い歴史を持つ神社です。参道入口にある趣のある石造アーチの万年橋は大分県の有形文化財に指定されています。境内にあるヤマフジは樹齢450年以上、天然記念物に指定され藤の名所として有名です。本殿右に立つ神庫は入母屋の校倉造り、大分市の文化財に指定されています。境内は静かで、見所の多い神社でした。