健康で強くなるのが修気道空手
こんにちは。小学生の頃に剣道を習ったのを機にずっと武道を学んできました。活発な子供でしたが、小学5年生から学校でのイジメにあい、辛い日を送ることになってしまいました。ずっとトンネルの中を歩いているような気持ちでしたが、心が折れなかったのは武道をやっていたお陰だと思います。
20歳を過ぎてから試合に出るようになりました。元々人と競うことはそんなに得意ではなく、まして憎くもない相手と殴り合うという試合は自分には向いていないと思っていました。でも今(若い時)やらなかったら後悔すると思って出場を決め、8年間選手を続けていました。結局「優勝」はできませんでしたが、優勝を目標にすることで現状に満足せずに辛い練習にも耐えられたんだと思います。
試合の経験は今となっては自分の財産です。自分を追い込む練習、諦めない気持ち、最後までやりぬく闘士、様々な事を学びました。また、空手の初段の審査では10人組手といって10人の相手と連続して組手を行う審査があります。私が初段を受けたのはアメリカ、相手は全員外国人。すごいプレッシャーでしたが、やりぬいた時の充実感はお金に変えられないものです。
30代になり、今後の目標を見失いかけました。選手の時は優勝が目標でしたが、現役を終える頃にはこれから何を目標にしたらいいのか分からなくなりかけたんです。さらに腎臓機能も悪くなり身体のケアも必要になってきました。
そんな時に出会ったのが火の呼吸と意拳です。それぞれ小山先生、孫先生というその道の一流の先生方と出会うことができ、また新たな目標が見えてきました。簡単に極められるような技術ではありませんが、これを習得することで健康になって達人になりえる道筋が見えてきたのです。
また、その後剣術の諸田先生や刀禅会の小用先生、沖縄空手の新垣先生にも出会い、武道の幅が相当広がりました。まだまだ武道家としてやるべき事が沢山あることを知って毎日が充実しています。
これまで何度も挫折を経験しました。しかし、人生の逆境に合った時に救ってくれたのは武道でした。武道の練習は楽しい時ばかりではありません。辛い時期もあると思います。でもそれを乗り越えることで自分自身の自信につなかっていきます。
修気道が人生を充実させ、生きていく自信となってくれることを願っています。
一歩踏み出す勇気をもって一緒に汗を流しましょう!