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香西寺から来た道を戻り、高松市内の中央公園と栗林公園の中間地点くらいを目指します。栗林公園の背(西)にある山に向かって進むと、病院や共同墓地のある上り坂があります。墓地参拝者用の屋根付き休憩所やトイレがある場所の近くに数台駐車できるスペースがあります。ナビでは札所のすぐ横まで案内してくれたのですが、Uターン出来るスペースもなく、細い道を100m近くバックで戻らなければならなかったので、麓へ駐車した方が良さそうです。ここから石段を登って別格三十六不動三十五番札所を目指します。他の札所と区別するために、厄除け不動明王院と呼ばれる事もあります。
境内はこぢんまりとしており、山肌を切り崩して作ったようになっています。縁起によると昭和31年5月11日に、修学旅行生を乗せた紫雲丸が濃霧の中航行中に、別の船と衝突し、186人もの尊い命が失われたといういたましい事故が起こり、犠牲者の供養のためにと昭和33年に建立されたとありました。そのため、寺院としては新しい方にはなります。建立に当たっては善通寺の住職が携わったとのことです。
境内には鐘楼と不動堂があり、切り立った岩肌には金色の大きな波切不動尊が建てられています。納経は不動堂の中で受けるようになっています。
境内からは高松の市街地が見え、球場か学校から野球の練習をしている声が聞こえてきました。おそらく晴れた日には瀬戸内海も見えると思います。不動像は事故現場の方を向いて建てられているのかもしれません。
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