ダミエとはフランス語で『市松模様』という意味です。
市松模様とは、日本の伝統的模様が元となり生まれた二色の正方形が交互に配色されている模様のことです。
ダミエラインは1888年に世界で初めて商標登録商品として誕生しましたが、すぐに偽造品が多く出回ったこともあり1896年に一度その姿を消しています。
ダミエラインが姿を消した1896年にもう一つヴィトンを代表するデザイン『モノグラム』が誕生します。
モノグラムが誕生して100周年目の1996年に限定で復刻し、その人気の高さから2年後の1996年には定番ラインとしてダミエが定着しました。
誕生した年こそダミエの方が早いですが、約100年間ものあいだ製造されていなかったためモノグラムラインの方が伝統的で歴史が長いイメージが付いています。
ダミエラインは創業者、ルイ・ヴィトンの息子である「ジョルジュ・ヴィトン」によって開発されました。
ジョルジュ・ヴィトンはダミエの他にもボワティエと呼ばれる決して開けることのできない錠前を発明して特許を取得したりしている人物で
、ルイヴィトンを世界的に有名な企業へと押し上げた人物です。
こうしてヴィトンの二大巨頭である人気ラインが誕生しました。
シンプルなデザインと濃淡のバランスが絶妙な『ダミエ・エべヌ』は男女、世代問わず愛され、シンプルなデザインということもあり飽きが来にくく、いつの時代でも変わらぬ人気を誇ります。
2006年には『ダミエ・ アズール』というダミエラインの白バージョンが誕生します。
アズールラインはイタリアのリゾート地であるリヴィエラの白い砂浜と海をイメージして作られたデザインであり、ダミエ本来のデザイン模様をブルーとクリームに置き換えたのが特徴的です。
フランス語では『紺碧』を表す言葉になっており、やや黒みを帯びた青色になっています。
その後黒いバージョンの『ダミエ・グラフィット』、革素材の『ダミエ・アンフィニ』、青と黒の組み合わせの『ダミエ・コバルト』などダミエラインがベースとなった派生シリーズが登場しています。
このように、ルイ・ヴィトンのダミエキャンバスは、ブランドの歴史とともに進化し続け、今もなお多くの人々に愛される存在となっています。
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