三条市興野の野島整骨院です。
今回は、偏平足についてお知らせいたします。
■偏平足とは
ヒトの片足の骨は踵からゆび先に向かい足根骨7個、中足骨5個、趾骨14個の骨があります。この骨が土踏まずなどを構成しているアーチを作っています。
アーチは片足に3つ存在していて、
①足の内側にある一番大きなアーチ(土踏まずと呼ばれる部分)の「内側縦アーチ」
②外見ではわかりにくいが足の外側にあり身体を支えている「外側縦アーチ」
③中足骨部にあるドーム型の「横アーチ」
があります。これらのアーチには、踏み出す際のバネ作用、衝撃を吸収するクッション作用、片足立ちでも倒れないような安定性をつくるバランス作用の機能があり、足関節や膝関節、股関節、腰などへの負担を軽減させるための重要な役割を担っています。このアーチが崩れ、足の裏が平らになった状態を扁平足と言います。
■偏平足の原因
ヒトの足の裏は大人になるにつれて変化していきます。乳幼児の頃は誰でも扁平足ですが、大人なるにつれ、徐々に土踏まずが高くなりアーチを形成します。このアーチを形成している骨を支えているのが筋肉です。短母指屈筋、母趾外転筋、短趾伸筋、前頸骨筋、ヒラメ筋、長趾屈筋、長母趾屈筋の7つの筋肉がしっかりと働いていればアーチは形成されます。しかし、どこかの筋肉がうまく使えていないと扁平足になります。現代は靴もどんどん良い物ができ、足の指を使わずに生活している方も多くいらっしゃいます。そうした理由から子どもの頃に、足の裏の筋肉や関節を支える靭帯が未発達であったり、車などに頼り歩かない生活習慣から足の筋力が低下したりすること、そして肥満などの体重増加により足への負担が増えることも原因の一つです。
■施術の流れ
①扁平足の程度を確認
②炎症に対する処置
③筋肉調整
④足の縦アーチ、横アーチ調整
⑤頭部~股関節の骨格矯正
⑥ストレッチや運動指導
当院では、原因の筋肉の緊張を取り除くだけではなく、骨格のバランスを整え、頭蓋骨のバランスを縫合(骨のつなぎ目)レベルで整えることによって頭蓋骨と連動する足の痛みやしびれをケアするだけではなく、筋肉、筋膜、骨膜の血行を促進させ今後の予防メンテナンスを含めた施術を行っていきます。三条市で扁平足でお悩みの方がいましたら、一人で我慢せず一度野島整骨院を頼ってください。