三条市興野の野島整骨院です。
オスグッドについてお知らせいたします。
■オスグッドとは
スポーツを活発にやる成長期の小中学生男子に多い膝のスポーツ障害です。膝関節は曲げたり伸ばしたりする際に、大腿四頭筋と呼ばれる太ももの前面にある筋肉が働きます。この筋肉によって使われる力がとても強く、成長期の子供の骨には相当な負担がかかることによって痛みが発症します!子供の成長というのは骨から先に成長します。
運動をがんばっている子は筋肉に過剰に負荷をかけています。筋肉や腱が緊張(牽引力)してしまい付着している骨の部分にストレスがかかってしまい炎症や痛みが出現します。
■オスグッドの原因
オスグッド・シュラッター病の原因は太ももの前の筋肉である大腿四頭筋と呼ばれる筋肉にあります。大腿四頭筋は骨盤の下前腸骨棘からひざ下にある脛骨の脛骨粗面と呼ばれる膨らんだところにかけて付着し、股関節を曲げる、膝を伸ばす働きがあります。 そのため、蹴る、ジャンプ、着地、走る、止まるといった動作が多いスポーツ(サッカーやバスケ、バレーボール、陸上など)で発症のリスクが高くなります。プレー後のケアがされないと筋肉に疲労が蓄積し、筋肉の緊張が高まってしまいます。この緊張した状態が続くと筋肉が付着している骨を過度に引っ張ってしまいます。オスグット・シュラッター病の場合、大腿四頭筋が付着する特に脛骨粗面が引っ張られ、膨隆し、やがて解離を起こし痛みを伴う炎症が生じます。さらに、成長期の子供に起こりやすい理由として、骨と筋肉の成長速度の差にあります。成長期の11歳から13歳くらいに身体の発達が著しくなります。しかし、骨の成長速度は筋肉や腱などの周囲組織の成長速度に比べ早いため、骨と筋肉などの周囲組織とのバランスが不均衡になってしまいます。そのため骨が成長し、成熟したての頃は筋肉の成長が追い付かず、常に筋肉の付着部に牽引力がかかった状態になってしまいます。
■施術の流れ
①痛めている箇所、痛みの出ている原因の解明
②炎症に対する処置
③筋肉調整
④頭部~股関節の骨格矯正
⑤ストレッチや運動指導
