自分を物に例えるとしたら
楽器に置き換える方おおいと思います。
楽器それぞれの佇まいと音色があります。
私自身は自分をヴァイオリンだと表現します。
ピアノではなくヴァイオリンなんです。
弦楽器の音色に心をわしづかみされ
ストリングスの調和に琴線を震わせ
〈私はこう在る〉と
確信を感じさせてくれるのが弦楽器。
ストリングスやオケの調和感を
ピアノで表現するのが私の生涯の目標、
その象徴がヴァイオリンです。
弦楽器のように体中を響かせて
朗々と歌えたらたまらなく幸せだろうな。
そのイメージがいつも
〈楽器ピアノを共鳴させる〉助けになるし、
追求する音楽の答えは
いつでもシンフォニーの中にあります。