イタリアで女性初の医学博士となったマリア・モンテッソーリ(1870-1952)によって提唱された教育法です。
博士は、生来の秀でた直感力をもってこどもをよく観察し、こどもが真に欲しているものは何か、こどもをどのように援助すれば、生き生きとした生命力の躍動をみることができるかを探求していきました。
その結果、博士は、適切な環境と適切な援助があれば、こどもが本来もっている能力を精一杯発揮して自らを伸ばし、自立に向かっていくことを発見しました。さらに、博士は、こどもの真の叫びは『ひとりでできるように手伝ってください!!』であることを発見したのです。これは、極めて平凡な言葉のようですが、この奥に、幼児の人格の尊厳と自立への憧れを読み取ることができます。
モンテッソーリ教育法は、いまやヨーロッパのみならず、アメリカ、アジア、アフリカ、南米など世界中の国々において普遍的な教育法となっております。我が国でも、こどもに真の教育を与え、こどもの集中力を高め、自立を促すことを望む人々の間で、その価値が深く理解されてきています。