清川エリアには名店が数多く点在しますが、その中でも「日正カレー」は特に目立つ存在です。この店は、20年前から変わらぬ店構えで、かつては家族での経営でしたが、現在はご子息が一人で切り盛りしています。
名物として知られるカツカレーはもちろんのこと、今回はカツ丼を注文しました。850円という価格で提供されるカツ丼は、藍塗りの丼に「日・正・か(加)・礼」という文字が描かれており、そのデザインがとても印象的です。これはかつての出前文化で店の器を区別するためのもので、この伝統を今も継承していることが感じられます。
カツ丼自体は、サクッと揚がったロースのカツとタマネギの絶妙な組み合わせ。煮汁も甘すぎず、濃すぎず、ご飯との相性が抜群です。さらに添えられる中華風のスープも、カツ丼の味を引き立てます。
清川の伝統を堪能するなら、この「日正カレー」のカツ丼は外せません。次回はカツカレーを試してみたいと思います。