人は、誰でも感情に左右されながら生活しています。
例えば、喜びや悲しみ、怒り、恐れ、驚きなど、状況や出来事によっていろんな感情が無意識のうちに表れています。
また、喜びや興奮などはポジティブな感情、悲しみや怒り、恐れなどはネガティブな感情というように分けることが出来ます。
特に、ネガティブな感情というのは、ポジティブな感情以上に種類も多く、自分でコントロールがしづらい部分があるものです。
カウンセリングを受けられる人は、ポジティブな感情をコントロール出来ずに苦しんでいる人がほとんどですが、なぜポジティブな感情はコントロールしづらいのでしょうか？
人は、気分が落ち込んでしまう出来事があると、ついついマイナスのことばかりに注意が向き、そしてそればかり記憶してしまいます。
マイナスなことばかりに注意が向くと、より気分は落ち込みますよね？
そうなると、さらに悪いことばかりに注意が向くという「負のスパイラル」に陥ってしまいます。
このようにポジティブな感情をコントロール出来ずに、自分一人ではどうしようも出来なくなってしまうのです。
このように、人は無意識にその時の感情と一致した情報を集めることを心理学では、「感情一致効果 (気分一致効果)」と言います。
では、どうすれば、負のスパイラスから抜け出せるのでしょうか？
まずは、出来る限り気分を高める行動をすることが大切です。
お笑い番組を見る、おいしい食べ物を食べる、欲しいもの買う、マッサージを受ける、温泉にいくなど、気分を高める行動をすると、楽しいことやプラスの事に注意が向き、より気分が高まります。
この記事を読んで、自分は負のスパイラルに陥っているなと感じた方は、気分を高める行動をすると負のスパイラルから抜け出せるかもしれませんよ。
