パソコンの寿命を延ばすには、定期的なメンテナンスと熱対策が最重要です。
出張パソコン修理の現場で実際に確認した、長く安心して使い続けるための実践的なポイントをご紹介します。
先日修理でお伺いしたお客様のパソコンは、現在9年使用中で、前の機種は約12年も使用されていました。長寿命の理由を伺うと、吸気口へのホコリ対策を徹底されていた点が大きなポイントでした。吸気口の周囲を紙で囲み、その上にフィルターを設置することで、内部へのゴミやホコリの侵入を防いでいたのです(※画像参照)。見た目も良く、非常に理想的な対策方法でした。
吸気口は、CPUやGPUなど高温になりやすい部品を冷却するために外気を取り込む重要な空気の通り道です。ここにホコリが詰まると空気の流れが悪化し、内部に熱がこもりやすくなります。その結果、冷却性能が低下し、熱暴走を引き起こします。熱暴走は、フリーズやブルースクリーン、突然の再起動、データ消失、HDDやSSDの故障など深刻なトラブルの原因となります。特にノートパソコンでは、バッテリーの劣化や膨張、最悪の場合は発火リスクにもつながるため注意が必要です。
🔥 熱暴走チェックリスト
上記のようなトラブルを防ぐため、以下の症状がないか定期的に確認して下さい。
・本体が異常に熱い
・冷却ファンの音が常に大きい
・動作が急に遅くなった
・フリーズや再起動が頻発する
・底面やキーボード周辺が熱い
・バッテリーの減りが早い
・本体の膨らみや変形がある
これらに複数当てはまる場合、内部にホコリが溜まっている、または冷却機能が正常に働いていない可能性があります。
パソコンは高価な精密機器です。定期的な内部清掃・冷却対策・早めの点検が、故障防止と長寿命化につながります。動作が遅い、熱が気になる、異音がするといった症状がある場合は、ぜひパソコンヘルパーの出張修理・点検サービスをご利用下さい。プロの目で原因を見極め、安心して使える状態へと改善いたします。