■検査内容と状態確認
ノートパソコンをお預かりし、動作確認と内部検査を実施しました。外観は問題ありませんでしたが、分解してみると排熱口から液体が侵入し、マザーボード全体に広がっている状態でした。液体はうどんつゆのような調味料系で、糖分や塩分による腐食やショートのリスクが高いことが判明。金属部分の腐食も確認されました。
■動作状況
電源は入りましたが、充電回路に深刻なトラブルがあり、バッテリーが切れると起動できなくなる危険な状態でした。水濡れパソコンは、最初は動いていても時間と共に腐食が進行し、突然起動しなくなることが多く、早急な対応が重要です。
■修理提案
「パソコンヘルパー」では、以下の2案をご提案しました。
１、内部清掃と腐食除去、ショート箇所の修復
特殊洗浄による再利用を試みる方法。再発リスクは残ります。
２、マザーボード交換修理
根本的に修理する方法で、費用は約5〜6万円。症状によっては追加費用の可能性もあります。
■お客様の判断
お使いの機種が古く、修理費用が高額になることから、今回は修理を見送り、データバックアップを優先しました。幸い動作していたため、重要データを外付けHDDに保存し、無事に保護することができました。
■パソコンヘルパーからのアドバイス
水や飲み物をこぼした場合、すぐに電源を入れないことが最も大切です。
特にうどんつゆ・コーヒー・お茶などは乾いても腐食が進行します。
福岡・博多・南区・太宰府市・糟屋郡などで、「ノートパソコンが水濡れした」「充電できない」「電源が入らない」などの際は、出張修理専門のパソコンヘルパーへご相談ください。早めの対応がデータ復旧や修理成功のカギです。
