寒さが厳しくなってきましたね。冷え性の人は厳しい季節だと思います。
今回は冷え性についてお話しします。
人間は、血液の流れる量を変化させたり、汗をかいたりすることで、体温を一定に保つよう調節される「恒温動物」です。
冬に手、足先が冷たくなるのは、当然のことです。ところが外気温によって冷やされる程度ではなく、手と足の先端がかなり温まりにくく、慢性的に冷えている感覚がある時に、冷え症と呼びます。夏なのに体が冷えている症状などもそうです。体の中から冷えるため、少しからだを動かしたくらいでは、なかなか温まらないです。
冷え症は、本来はたらくべき体温調節機能がうまく機能していない状態であり、原因として、次のようなことが考えられています。
1自律神経の乱れ
ストレスや不規則な生活など、体温調節の命令を出す自律神経がうまく機能しない。
2皮膚感覚の乱れ
きつい下着や靴などで体を締めつけたりすると血行が滞り「寒い」と感じる皮膚感覚が麻痺する。
3血液循環の悪化
貧血、低血圧や血管系の疾患がある人は、血流が滞る。
4筋肉の量が少ない
女性は男性に比べて筋肉が少ないため、運動による発熱や血流量が少ないことも、女性に冷え症が多い。
5女性ホルモンの乱れ
ストレスが多かったり更年期など、心身をコントロールする女性ホルモンの分泌が乱れ、血行の悪化の促進。
冷え性対策するには、冷え性の原因を知ることが大切です
冷え性の対策として以下のことが良いとされています!
1リラックスの時間をつくる
自律神経の乱れによる冷えの一番の原因はストレスです。
リラックスすることで自律神経の働きが整い、血行がよくなって冷え性の改善につながります。
2リラックス効果の高いハーブティーを活用
冷え性対策には、カフェインの代わりに好きな風味のハーブティーを取り入れるとよいでしょう。
リラックス効果が高いジャーマンカモミールや、リンデンフラワーなどを選ぶと良いとされています。
3入浴やストレッチで全身を温める
全身を温めることも冷え性対策になります。秋冬は41~42℃、春夏は40~41℃の湯に胸まで浸かって5分、次に首まで5分浸かる入浴法がおすすめです。体が温まってる状態で入浴後のストレッチもやりましょう。
自律神経の乱れが大きくかかわってくので、ストレスをためない習慣を意識をして日々過ごしてみてください。
