今日の話は腹式呼吸についてです!そもそも腹式呼吸とは?
簡単な言うと胸を極力膨らませずにお腹を膨らませる呼吸法となります。
空気を入れる肺には筋肉がないため、自力で伸び縮みすることは出来ません。ですので、周りの筋肉を動かして肺に空気を溜めたり押し出したりしています。その周りの筋肉の使う場所によって、腹式呼吸、胸式呼吸に分けられます。そして、腹式呼吸にするために使われる筋肉が横隔膜です。
横隔膜は肋骨や胸骨などにくっついてる薄い筋肉で、これを下に引っ張ると肺も一緒に引っ張られることで息を溜め、横隔膜を肋骨の方に縮めることで肺の空気を吐き出すつくりになっております。
腹式呼吸をするとお腹がでたりへこんだりします。お腹の中に息を入れたり出したりしている感覚になりますが、前述通り、空気は肺に入り腹式呼吸では横隔膜を下に引っ張ることで、肺を膨らませます。つまりお腹に空気は入っていきません。
なぜお腹が膨らむか?それは内蔵が押し出されるからです。横隔膜を下に引っ張った時、そこにいた内臓は押され、骨のないお腹に移動します。これが腹式呼吸をした時にお腹が膨らむ原理です。
一般的に、女性は胸式呼吸、男性は腹式呼吸が多いと言われています。
腹式呼吸のメリットはたくさん♪
メリット
・血液の酸素濃度がアップ、全身の細胞が活性化する
・副交感神経を優位にし、リラックス効果
・免疫機能がアップ
・セロトニン(幸せホルモン)が分泌される
・お腹が動くので便通が良くなる
●腹式呼吸の行い方は?
まずは上半身の力を抜いてリラックスします。椅子に座ってもあぐらもOK!楽な姿勢を取るのが大切です。
1、息を鼻もしくは口からゆっくりと吐いていきます
その時にお腹をゆっくりとへこませてすべて吐き切ります
2、息を吐き切ったら、今度は自然に鼻から息を吸い込みます
※肩は上げないこと
3、吸い込んだら力まないようにて息を数秒止めます
お腹に溜めるような気持ちで行います
猫背や丸くなった姿勢が多くなると、呼吸が浅くなります。
呼吸が浅くなると酸素が全身に行き渡らずエネルギー不足になり、疲れやすくなります。
お仕事の合間、勉強の合間、育児の合間などできるだけたくさんの酸素を取り込むイメージで腹式呼吸を意識してみると、より深い呼吸になりリラックスできますので、日常に取り入れてみて下さい^ ^
