〜その3から続く〜
答えを先に言いましょう。心の充足感を物から求める限り私たちは永遠に満たされることはありません。
そこには物だけに限らず、他人、自分、想い、生命に対する強い執着=attachment が存在しています。
この執着の存在に気づくことにより、心に平和をもたらすこととなります。
そこに気づくことが私たち人間の目指すべき目的地になります。
私はご縁あって、亡くなられた方の遺産整理や、いわゆるゴミ屋敷の整理ということをさせていただく経験がございます。状況は千差万別とはいえ、その方達にとって大切なものが整理されることなく部屋に大量に残っているという状況でした。
でもどんなものであれ、その方達にとっては一つ一つに思いがこもっている物です。
側から見て全く価値のないものに思えても。
亡くなったり、害虫が出たり様々な理由で現場に伺うのですが、そこには物、想いに対する物凄い執着が見てとれます。その執着心が果てはいわゆるゴミ屋敷状態を生み出します。
まあ、全く無関心というケースもあるかと思いますが。
そのお部屋の状況がその方の生き様を示すと言ってもいいかも知れません。
執着の末路はこういうことになるのかと痛感させられます。
断捨離は単にそこにあるものを仕分けて処分するというだけでなく、その方の抱いてきたお想いに対する執着心を弔い、整理するということになります。
実はものすごくスピリチュアルな作業になります。
現代の文明化社会において、私たちはお金、財産、名誉、社会的地位、承認欲求、他人、自分、想い、生命、様々なものに強い執着心を持っています。
しかしその執着心そのものがあらゆる苦痛、不平、不満、苦しみの根源となているとしたらどうでしょう? 一時的な幸福感、満足感を得られることはあっても、永続的な幸福感、満足感は得られず、それに対する強い執着心が全ての感情の根源となっているとしたら。
執着心を全く持たないことは不可能です。でもその存在自体に気づくことはできます。
時にもの、想いに対して執着している姿を認識して、立ち位置を把握しておき、来るべき日をきちんとwelcome=歓迎できるようにしておく。
それが断捨離であり、生きることであり、memory=記憶の整理、目的地になるのかなと思います。
Billy Angel
追伸 : その認識がミラクルな流れを呼び込みます。
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