〜その2から続く〜
私たちは日頃の生活の中でその時々に意識しているいないにかかわらず何らかの目標を設定して生活を送っているかと存じます。いわば地図のようなものをもって。
目標が達成されれば喜び、達成できなければ悔しむ。
目標が漠然として浮かばなければなんとなく日常を過ごす。
目標の大小、有無にかかわらず私達人間は生涯を通してこの循環を繰り返し続けます。
さて目標に向かって進んでいる時私達は何を得ようとしているのでしょうか。
端的にいうとその時々の満足感、充足感=temporary satisfaction になります。
実をいうとこの一時的な満足感は止むことはありません。一度この満足感を体感してしまうともっともっとと欲し、永続的に一時的な満足感を得るためにエネルギーを、時間を費やしていきます。
この循環は止まることを知りません。
なぜなら人間のベースには欲望というものがあるので。
本来欲望は本能に帰属し、自分の身を外的から守るために存在していました。
しかし文明の進化とともに物質を獲得するためのモチベーションにとって変わりました。
お金、財産、名誉、社会的地位、承認欲求、想い、様々なものを獲得するために欲望は不可欠なものとなっています。
そしてそれらを求める欲望はとどまることを知りません。
心がみたされないと、苦痛、不平、不満、痛みが生じます。
これが苦痛、痛みの始まりになります。そして源がわかるとどうしたらいいのかも浮き彫りになる。
なにぶんにも、求める対象から得られる満足感は限りある一時的なもので、永続的に満たされることがないのですから、しんどさはつのります。
一旦獲得したmaterial thing=お金、財産、名誉、社会的地位、承認欲求は必死に死守しようとしますし、ちょっとしたことをきっかけに儚く散ります。
失うかもしれないという苦しみ、不平、不満、苦痛が発生します。
死を前にしてこれらは何も力を発揮しません。
一体、何を目標にして生きたら永続的な満足感、充足感=permanent satisfaction を得られるのでしょうか。
物質的なもの=外部の他に満足感を求めて満足しないなら、自我を確立する=self-actualizationことに専念したらどうなのか。
〜その4に続きます〜
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