テストの答案返却の際、自分としては頑張ったと思っていたけれど、あまりよい点ではありませんでした。そのようなとき、どう考えますか? 実は、その時の考え方次第で、その後の結果が大きく変わります。 A 「あんなにがんばったのに、こんな点しか取れないなんて、自分は実力がないんだ」 と、落ち込んでしまうケース。 こうなってしまうと、恐らく何をやってもダメだと思い込み、本当に何もやらなくなってしまい、最悪のパターンに陥ることが心配です。 B 「自分は頑張ったつもりだったけれど、勉強が足りなかったんだ。こんなことでは合格が難しいから、気持ちを切り替えて次はもっとがんばろう」 と、逆に発奮するケースもあります。 この場合、そのまで多少マンネリになっていたり、あるいは自分の実力を過信していたような場合に、良い意味の刺激を与えたことにより、その後の勉強に喝が入ります。 Aの考え方を『マイナス思考』、Bのタイプを『プラス思考』をいいます。この二つを比べてみると、誰が考えてもBの方がいいわけで、Aのような考え方をするタイプは、もともと実力はあっても、自分でそれをつぶしてしまうことになります。 Aの場合、親に結果を評価されるのを気にしすぎたり、あるいはプライドが高すぎたり、周りの友達の目が気になったりすることが多いように見受けられます。この対応は、親や友達に原因を押し付けたりすることが多いのですが、それはマイナス思考から陥ったマイナスを人のせいにして埋め合わせようとしているだけです。全く進歩がありません。 Bのような考え方をすればどうでしょうか。この場合、その経験を糧として大きくジャンプできます。他人からは失敗に思われることでも、自分にとっては一つの通過点であり、次の大きなステップへのきっかけとなりわけです。 失敗の経験は、社会に出てから、入試よりももっと大きく、深刻なものとして襲ってきます。そういう時のためにも、出てしまった結果は結果としてよい形で受け止め、物事に対してプラス思考で対処する習慣を身につけるようにしてください。 プラス思考は、自分の人生が良い方向に進むための弾みとなります。これが習慣になれば、多少苦しいことや嫌なことがあっても、決してへこたれることはありません。 入試突破の可能性もグンとあがります。 笑顔で入試を駆け抜けよう☆
