いなりずしむこうじままつむら
和食
曳舟駅から徒歩6分(460m)
先日、東京都墨田区東向島にある「いなり寿し 向島 松むら」を訪れました。昭和41年創業の老舗で、いなり寿司とのり巻きの専門店として地元の方々に愛され続けています。 店内に入ると、酢飯の香りが広がり、食欲をそそられます。カウンター越しに職人さんが一つ一つ丁寧にいなり寿司を作る姿を目にし、その手際の良さに感心しました。 まず注文したのは、定番のいなり寿司。油揚げは、砂糖、みりん、醤油、そして80年継ぎ足し続けている秘伝のタレでじっくりと煮込まれており、しっとりとした食感と深い味わいが特徴です。酢飯は酢と塩のみで味付けされ、濃いめの油揚げとのバランスが絶妙でした。季節によって具材が変わり、冬はニンジンやレンコン、昆布が混ざった五目いなり、夏はけしの実をまぶしたさっぱりとしたいなり寿司が楽しめるとのことです。 次に、のり巻きをいただきました。栃木県下野市の最上級のかんぴょうを使用しており、しっかりとした味付けと柔らかい海苔の風味が口の中に広がります。一口サイズにカットされているため、食べやすく、お土産や差し入れにも最適です。 また、太巻きも人気の一品で、玉子や胡瓜、かんぴょうなどが入った優しい味わいが印象的でした。彩りも鮮やかで、見た目にも楽しめる一品です。 「いなり寿し 向島 松むら」は、江戸の伝統的な味を守り続けながらも、新しい風を取り入れています。2016年には店舗をリニューアルし、明るい雰囲気の店内で、職人の技を間近で見ることができます。出前も承っており、配達料は無料とのことです。
外観
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