整体を受けるとき、
「何分が正解なんだろう?」
そんなふうに迷ったことはありませんか。
整体やリラクゼーション業界では、
「〇分〇円」という時間制の施術が一般的です。
私自身も長く、その形で施術を行ってきました。
時間制にすることで、
「しっかりやってほしい」
「長い方が良さそう」
そうしたお気持ちに応えようとしてきたのも事実です。
しかし、施術を重ねる中で、
次第に拭えない違和感を覚えるようになりました。
整体の本質的な価値は、
どれだけの時間を使ったかではなく、
身体がどう変化したかにあるはずです。
それにもかかわらず時間制では、
「その日に必要な施術量」を
お客様ご自身が“時間”で選ぶ構造になってしまいます。
「今日は60分でいいかな」
「せっかくだから90分で」
この判断と、
その日の身体に本当に必要な施術量との間に、
少なからずズレが生じていると感じました。
身体は機械ではありません。
同じ症状でも人によって状態は異なり、
同じ方でも、その日の疲労や緊張、回復力は変わります。
ある日は60分で十分なこともあれば、
別の日には、もう少し丁寧に向き合う必要があることもあります。
逆に、90分の中で
「今日はもう十分整っている」
と感じる日があるのも事実です。
時間制の施術では、
時間が余ると無意識に触る時間を延ばしたり、
リラクゼーション要素を足したりしがちです。
一時的には心地よく感じても、
不要な刺激によって、
せっかくほどけた緊張が戻ってしまうこともあります。
整体は、長ければ良いものではありません。
必要なのは、
その日の身体に対して過不足のない刺激です。
では、なぜ90分枠なのか。
人の集中力は90分前後で一区切りが入るとされ、
これはウルトラディアンリズムという生理的リズムとも一致します。
施術者の集中力と、
受け手の身体が受け止められる刺激量。
その両面を考え、90分を上限としています。
本来の理想は、
「必要最少の施術で、その日最大の結果」。
まだ未熟なため余裕を持った枠を設けていますが、
その中で本当に必要なことを見極め、
妥協なく整えていきます。
Hodoku整体は、
心地よい時間を価値とする整体ではありません。
結果に責任を持つための、
「時間制ではない整体」です。