豚晴 中店

下町のお店の雰囲気。豚料理がメインのようです。
ロース唐揚げ、ヒレ唐揚げが美味しい。普通の唐揚げとは違う味です。
タレもなかなか絶品の味です。
お肉もジューシーで余分な脂身のない料理です。
お店の雰囲気も味があって良い。

懐かしく感じる大阪のとんかつ。
昔はとんかつといえばよく豚晴が頭に浮かびました。
最近ではとんかつ屋も増えて色々なお店がある中で、未だに残っているのは貴重ですね。
こちらのとんかつは少し他とは違いますね。
タレをつけて食べるロースとヒレの唐揚げが美味しく、癖になる味です。
タレは独自のタレで甘さがあって深みあり。
無性に食べたくなる味付けになっています。

父親に生まれて初めて「とんかつ屋さん」に連れて行ってもらったのがこのお店で、お子様ランチがない、ジュースも無い、帰りた〜いと不機嫌にグズっていた当時4歳の駄々っ子だった私が、ここのとんかつを一口食べてあまりの美味しさに言葉を失って夢中で完食したのを40年以上経った今も覚えています。
以来、とんかつと言えば豚晴、ソウルフード、大阪を離れてしまったけど、大阪に行く時は必ず買ってかえるくらい今でも大好きな味です。
美味しいとんかつ屋さんはたくさんあるけれど、豚晴さんには、他には絶対ないメニュー「ロースからあげ」と「ひれからあげ」があって、文字通りパン粉のついていない豚肉の「からあげ」に、見た目しょうが焼きのようなタレが絡めてあるのですが、これがしょうが焼きとは全く違う、表現しようのない、門外不出の絶品のタレで、これだけは絶対他のお店では真似出来ないミラクルメニューだと思います。

しかし、半世紀変わらないお店があるってなんか嬉しいなあ。