◆ビタミンB群の主な種類と役割は。。。
1,ビタミンB1 (チアミン):
・糖質の代謝をサポート
食事から摂取された糖質は、酵素の働きにより分解される事でエネルギーに変わります。この酵素を働かせる為に必要な補酵素の役割をするのが、ビタミンB1です。
脂質がエネルギーとして使われる時に比べて、糖質がエネルギーとして使われる際には多量のビタミンB1が必要です。日本人は米を主食とする傾向があるので、ビタミンB1をたくさん必要とします。その為、ビタミンB1欠乏症になりやすい傾向にあります。
・神経機能を正常に保つ
中枢神経や手足の末梢神経の働きをコントロールするときに、脳は大量のエネルギーを必要とします。エネルギー源はブドウ糖という糖質であるため、ここでもビタミンB1が代謝を助けて神経機能を正常に維持することができます。
・こんな食品に含まれています
豚ヒレ肉、たらこ、生ハム、ウナギ、ベーコン、カシューナッツ、大根、大豆など
・効率の良い食べ方は?
ネギ類、にら、にんにくに含まれるアリシンという香り成分は、ビタミンB1と結合すると血液中に長く留まる性質があるので、排せつされるのを抑える効果を期待できます。
また、白米から玄米、胚芽米に変えることでビタミンB1を日常的に摂る事でできます。
水溶性なので、さっと洗って調理しましょう。
2,ビタミンB2 (リボフラビン):
・三大栄養素の代謝を助ける
炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質の三大栄養素をエネルギーに変える為に不可欠な補酵素として働きます。特に脂質の代謝に多く使われます。
・発育を促進させる
別名、発育のビタミンとも呼ばれるB2ですが、たんぱく質の合成を助けて皮膚、髪、爪などの細胞の再生と新生をサポートする重要な役割を担っています。
・過酸化脂質の分解を助ける
ビタミンB2は、老化や生活習慣病の原因となる過酸化脂質を消去する働きに関わります。
過酸化脂質とは、不飽和脂肪酸が活性酵素などにより酸化されてできる物質です。
他にビタミンEも関わっており、過酸化脂質の生成を抑える働きをします。ビタミンB2は分解する酵素の働きを助けます。
・こんな食品に含まれています
豚レバー、牛レバー、アーモンド、ウナギ(肝)、魚肉ソーセージ、サバ、チーズ、全卵、マイタケなど
※続きはHPのブログよりご確認ください。
