朝起きたばかりの体は、まだ動きが鈍く、筋肉や関節も硬くなりがちです。寝返りの少ない方や疲れがたまっている方は特に、体が重だるく感じることもあるのではないでしょうか。
そんな時におすすめなのが「寝起きにできるピラティス」です。難しい動きではなく、呼吸と一緒に軽く体を伸ばすだけで、血流が良くなり頭もスッキリと目覚めやすくなります。
なぜ朝にピラティスがおすすめ?
1. 体を目覚めさせる効果
深い呼吸とゆったりとした動きで、自律神経のバランスが整いやすくなります。交感神経が徐々に働き出し、眠気を引きずらずに活動モードへ切り替えることができます。
2. 姿勢を整える準備
朝に体をリセットしておくと、1日を通して背筋が伸びやすくなり、デスクワークや家事での疲れを防ぎやすくなります。
3. 血流と代謝の促進
硬くなっていた筋肉をほぐすことで血流が良くなり、代謝も高まりやすくなります。むくみ解消や体の軽さを感じやすいのも嬉しいポイントです。
寝起きにおすすめの簡単ピラティス
ベッドの上でもできる簡単な動きをご紹介します。
① 背伸び呼吸
仰向けに寝たまま両手を頭の上に伸ばし、足先も遠くに伸ばすように全身を伸ばします。息を吸いながら伸び、吐きながらゆるめるのを3〜5回繰り返します。体のこわばりがほぐれやすくなります。
② 膝抱えストレッチ
仰向けで片膝を胸に引き寄せ、両手で抱えます。呼吸を深く続けながら腰や背中の緊張を緩めます。左右それぞれ行いましょう。
③ 骨盤のゆらぎ運動
仰向けで膝を立て、息を吐きながら骨盤を軽く後ろに傾け(腰を床に近づける)、吸いながら元に戻します。腰や骨盤周りのこわばりが和らぎ、立ちやすい体になります。
続けるコツ
朝は忙しいので、最初から長い時間を確保する必要はありません。まずは3分でOK。「目が覚めたらベッドで体を伸ばす」を習慣にすることから始めましょう。続けるうちに体がスッキリ軽くなるのを実感できるはずです。
まとめ
寝起きのピラティスは、体を整えながら1日のスタートを快適にしてくれる習慣です。気持ちの良い呼吸とシンプルな動きで、心も体もスッキリと目覚めることができます。「運動は苦手」という方でも無理なく取り入れられるので、まずは今朝から試してみてはいかがでしょうか。