長時間のデスクワークや座りっぱなしの生活は、背中に大きな負担をかけています。気がつくと背中が丸まり、肩が内側に入り込み、呼吸も浅くなってしまうことはありませんか?
この状態が続くと、背中や肩の不調だけでなく、疲れやすさや集中力の低下にもつながります。そこで今回は、座りっぱなしの人におすすめの「背中を動かす簡単なエクササイズ」をご紹介します。
なぜ背中を動かす必要があるのか?
座っている時間が長いと、背骨を支える筋肉が固まりやすくなります。特に、肩甲骨まわりや背骨を伸ばす筋肉は使われにくく、動きが小さくなりがちです。
おすすめの背中エクササイズ
ここでは、椅子に座ったままでもできる、簡単なエクササイズを紹介します。
① 肩甲骨を寄せるエクササイズ
1. 背筋を伸ばして椅子に座ります。
2. 両手を体の横に下ろし、息を吸いながら肩甲骨を後ろへ寄せます。
3. 胸を開き、肩を後ろに引く感覚を味わいましょう。
4. 息を吐きながら力を抜きます。
→ 10回繰り返しましょう。
② 背骨のツイスト
1. 背筋をまっすぐにして椅子に座ります。
2. 息を吸って背を伸ばし、吐きながら上半身をゆっくり右へねじります。
3. 両手を太ももや椅子の背もたれに添えてサポートしてもOK。
4. 反対側も同様に行います。
→ 左右5回ずつ行うと、背骨がスッキリとほぐれます。
③ キャット&カウ(座ったまま)
1. 椅子に浅く座り、両手を太ももに置きます。
2. 息を吐きながら背中を丸め、頭を軽く下げます(キャット)。
3. 息を吸いながら胸を開き、背中を反らせるように伸ばします(カウ)。
→ 呼吸に合わせて10回繰り返しましょう。
続けることで得られる効果
これらのエクササイズは数分でできるものばかりですが、続けることで背中の動きが滑らかになり、姿勢の崩れやこりの軽減につながります。また、深い呼吸がしやすくなるので、集中力アップやリフレッシュ効果も期待できます。
まとめ
座りっぱなしが続くと、背中は固まりやすく、姿勢や呼吸にも影響を与えます。日常の合間に「肩甲骨を寄せる」「背骨をひねる」「背中を丸める・反らす」といった動きを取り入れるだけで、背中の軽さが変わります。仕事や家事の合間に、ぜひ取り入れてみてください。