日常生活で「肩が前に丸まりやすい」「呼吸が浅くなっている」と感じることはありませんか?
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、ストレスなどで胸まわりが縮こまり、呼吸が浅くなることがあります。呼吸が浅くなると体や心の緊張が強まり、肩の不調の原因にもなります。
そんなときにおすすめなのが、胸を開いて呼吸を深めるピラティスのエクササイズです。
ピラティスでは、呼吸と動きを連動させながら体を動かすことが基本です。胸を開くエクササイズでは、肩や胸まわりの筋肉をほぐし、背中や体幹の筋肉を使って姿勢を整えることで、自然に呼吸が深くなります。深い呼吸は酸素の取り込みを増やすだけでなく、心身のリラックスや集中力の向上にもつながります。
初心者でも取り入れやすい方法として、「胸開きアームリフト」があります。立った姿勢で肩幅に足を開き、息を吸いながら腕を横に広げて上げます。吐きながら肩を下げ、胸を軽く開くように意識します。この動きを繰り返すことで、肩や胸まわりの筋肉がほぐれ、自然に呼吸が深まります。腕を動かす際には、背中の肩甲骨も意識して寄せると、胸をさらに広げやすくなります。
また、「うつ伏せでの胸開き」もおすすめです。うつ伏せに寝て両手を肩の横に置き、息を吸いながら胸を少し持ち上げます。このとき肩をすくめず、背中の筋肉で支えるように意識します。吐くときにゆっくり戻すことで、胸や背中の柔軟性が高まり、呼吸がスムーズになります。
ピラティスの胸開きエクササイズを続けると、姿勢が整いやすくなり、肩こりや背中の張りも軽減されます。胸を広げて呼吸を深める習慣は、日常の動作を楽にし、疲れにくい体をつくることにつながります。また、深い呼吸はリラックス効果もあるため、ストレスがたまりやすい現代人にとっても大きなメリットです。
まとめると、胸を開くピラティスのエクササイズは、肩や胸まわりの筋肉をほぐし、背中の筋肉を働かせることで、自然に呼吸を深められるのが特徴です。無理なく行える動きで、姿勢の改善や体の動かしやすさ、心身のリラックスを同時に得ることができます。毎日の生活に取り入れることで、肩や背中の負担を軽減し、呼吸がしやすい体を手に入れましょう。
