朝の時間は、一日の始まりを決めるとても大切な瞬間です。
目覚めたばかりの頭はぼんやりしがちですが、ピラティスの簡単な動きを取り入れることで、脳と体が目覚め、頭がスッキリする感覚を味わえます。
今回は、ピラティスインストラクターの視点から「朝におすすめのピラティス習慣」をご紹介します。忙しい方でも5〜10分でできるのでぜひ試してみてください。
1. 呼吸を意識して脳に酸素を届ける
朝は深い呼吸をゆっくり繰り返すことからスタートしましょう。
鼻から息を吸ってお腹をふくらませ、口からゆっくり吐き出します。
この深い呼吸は、脳にたっぷり酸素を送り込み、頭のモヤモヤや重さを取り除いてくれます。
さらに呼吸に集中することで、余計な雑念を手放し「今ここ」に意識が向きやすくなり、心もクリアになります。
2. 背骨の動きを感じて柔軟性アップ
呼吸が整ったら、背骨をゆっくり動かす動きを行いましょう。
例えば、立ったまま背骨を一つずつ丸めて前屈し、ゆっくり元に戻る「ロールダウン」がおすすめです。
背骨を柔らかく動かすことで姿勢が整い、呼吸も深まります。
姿勢が良くなると、首や頭への血流も良くなり、頭がスッキリする感覚が得られやすいです。
3. 肩甲骨周りのストレッチで緊張を和らげる
肩周りは朝の緊張を感じやすい場所です。
肩を軽く回したり、肩甲骨をゆっくり寄せてはなす動きを取り入れましょう。
この動きは肩周辺の筋肉の緊張をほぐし、自律神経のバランスを整える効果があります。
筋肉のこわばりが取れるとリラックスしやすくなり、心地よい気分で一日をスタートできます。
4. 脚の動きで血流を促進し、全身の巡りを良くする
朝は足元の血流も促進したいところです。
足首をゆっくり回したり、軽く脚を上げる動きを行いましょう。
足の血流が良くなると、全身の循環がスムーズになり、脳までしっかりと酸素や栄養が届きやすくなります。
その結果、疲労感やだるさが軽減され、頭も体もすっきりと目覚めます。
まとめ
忙しい朝でも、ピラティスの呼吸法とやさしい動きを取り入れることで、脳と体がスッキリ目覚めます。
呼吸に集中し、背骨や肩、脚の動きを丁寧に行うことで、心身のバランスが整い、イキイキとした一日をスタートできます。
ぜひ今日から、ピラティスで「頭がスッキリする朝習慣」を始めてみてくださいね。