「何だか疲れやすい」「頭がモヤモヤする」「気持ちが落ち着かない」──
そんなときこそ、深い呼吸を意識してみてください。
ピラティスでは、動きとともに呼吸を大切にしますが、実はこの呼吸こそが心と体を軽くしてくれる秘密のポイントなんです。
◆ 呼吸と気分のつながり
日常の中で私たちは、気づかないうちに浅い呼吸になりがちです。
浅い呼吸が続くと、体の中に酸素が十分に行き渡らず、肩や首がこりやすくなったり、気持ちが落ち着かなくなったりします。
一方、ゆっくりと深く呼吸を行うと、体がリラックスしやすくなり、心もスッと軽くなる感覚を得られます。
◆ ピラティス式・リフレッシュ呼吸
① 座って準備
背筋を伸ばし、椅子や床に座ります。肩の力を抜いて、おへその下あたりに軽く手を当てましょう。
② 息を吸う
鼻からゆっくりと息を吸い込み、背中や胸、肋骨が広がる感覚を味わいます。お腹を無理に膨らませる必要はなく、体の奥に空気を入れるイメージです。
③ 息を吐く
口から細く長く息を吐きながら、お腹がスーッと引き締まっていくのを感じます。吐くときは、今ある緊張やモヤモヤも一緒に手放すつもりで。
これを5~6回繰り返すだけで、頭がすっきりし、肩や首の力みもやわらぎます。
◆ ちょっとした動きでさらに効果アップ
呼吸に合わせて肩を軽く回したり、背骨をゆっくり丸めて伸ばす動きを取り入れると、全身のめぐりが促され、よりリフレッシュ感が高まります。
忙しい仕事の合間や家事の途中など、1~2分でも十分です。
◆ まとめ
深い呼吸は、体のめぐりを整えるだけでなく、心の緊張をやさしくほどく力を持っています。
「疲れたな」と感じたら、立ち止まって、ゆっくりと深呼吸。
ピラティスで大切にしている呼吸を日常に取り入れて、心も体も軽やかにリフレッシュしてみてくださいね。
今日からすぐにできる、簡単で効果的なセルフケアとして、ぜひお試しください。