~首や肩を軽やかにするために~
今やスマートフォンは生活に欠かせないものになりましたよね。
けれども長時間のスマホ操作で、首や肩が重だるくなったり、姿勢が前かがみになっていると感じたことはありませんか?
いわゆる「スマホ首」と呼ばれる状態です。
今回は、そんなスマホ首とピラティスの関係について、やさしくお話しします。
■ スマホ首とは?
スマホを長時間見ていると、首が前に突き出て、背中が丸まった状態になりやすくなります。
この姿勢が続くと、首や肩の筋肉がこわばり、血のめぐりも悪くなりやすいのです。
その結果、首や肩の不調、頭がスッキリしない感覚につながることがあります。
■ なぜスマホ首になりやすいの?
• スマホを下に見続けるため、首に負担がかかる
• 背中が丸まった姿勢を続けることで、体の前側が縮こまり、後ろ側がのびっぱなしになる
• デスクワークや家事と重なって、一日の多くを同じ姿勢で過ごしてしまう
こうした生活習慣の積み重ねが、気づかないうちに首のバランスを崩してしまいます。
■ ピラティスがスマホ首に役立つ理由
ピラティスでは、体の深い部分の筋肉(姿勢を支えるための筋肉)を意識して使うことで、正しい姿勢を保ちやすくします。
特に首や肩まわりの動きだけでなく、背中・胸・お腹の連動を大切にするため、全体のバランスが整いやすいのが特徴です。
例えば、レッスンでよく行う「胸を広げながら肩甲骨を軽く寄せる動き」は、スマホ首でかたまりやすい胸の前側を伸ばし、背中のサポート力を高めてくれます。
■ 自宅でできる簡単ピラティス風エクササイズ
1. 椅子に座り、背筋を軽く伸ばす
2. 両手を頭の後ろに軽くそえる
3. 息を吸いながら肘を開いて胸を広げる
4. 息を吐きながら、頭を前に引っ張られないよう首を長く保つイメージを持つ
(ゆっくり5回繰り返す)
短い時間でも、首と背中の感覚がスッキリします。
■ まとめ
スマホ首は、生活の中での姿勢のクセが積み重なって起こります。
ピラティスで体の深い部分を意識して動かすことで、首や肩がラクになり、正しい姿勢を保ちやすくなります。
毎日スマホを使うからこそ、少しのセルフケアやピラティス習慣を取り入れて、軽やかな首・肩を目指しましょう。
