〜“お腹いっぱい”の後に動けない…その不調、整えてみませんか?〜
「ランチの後、眠くて集中できない…」
「夕食後はもう動きたくない…」
そんな“食後のだるさ”を感じたことはありませんか?
これは、食事の後に血流が消化器に集中するため、脳や筋肉へのエネルギーが一時的に減るのが原因の一つです。また、猫背や反り腰など、姿勢のクセが内臓の働きを妨げてしまうことも、だるさの一因になります。
そこでおすすめなのが「ピラティス」。
ピラティスは、深い呼吸とやさしい動きで体の内側を整えるエクササイズ。特にお腹まわりを刺激することで、内臓の働きをサポートし、食後のだるさを軽減する効果が期待できます。
食後すぐに動いていいの?
「食後に運動なんてして大丈夫?」と思う方も多いかもしれません。もちろん、激しい運動は避けた方が良いですが、ピラティスのような呼吸を意識した軽いエクササイズなら、逆に消化を助けてくれることがあります。
おすすめのタイミングは、食後30分〜1時間後。この時間なら胃腸への負担も少なく、体がほぐれやすい状態になっています。
食後だるさ対策におすすめの簡単ピラティス
ここでは、イスに座ったままできる簡単な動きをご紹介します。
【1】背骨のロールダウン(姿勢リセット)
1. 背筋を伸ばしてイスに座る
2. 息を吸って、吐きながらお腹を軽く引き込む
3. 背中を丸めながら、ゆっくり前へ倒れる
4. 吸いながら元の姿勢に戻す
→3〜5回くり返すことで、猫背や反り腰を整え、内臓の圧迫を軽減します。
【2】胸のストレッチ(胸を開いて深い呼吸へ)
1. 手を腰にあてて胸を軽く開く
2. 息を吸って、吐きながら肩の力を抜く
→呼吸が深まり、副交感神経が優位になってリラックス効果が高まります。
習慣にすれば、体が変わる
ピラティスは、1回のエクササイズで劇的な効果が出るというより、「小さな積み重ね」で体が整っていくのが特徴です。
まとめ
食後のだるさは、「体がサボっているサイン」ではなく、「整えるチャンス」です。
ピラティスは、そんな体の声に優しく寄り添いながら、内側から元気を取り戻す習慣を作ってくれます。
「食べた後は動けない」が当たり前になっている方こそ、ぜひ一度試してみてください。
深い呼吸とやさしい動きで、食後も軽やかに過ごせる体を目指しましょう。
