「ダイエットしてもお腹だけが引っ込まない」
「運動してるのに、なぜか下腹だけ出てる気がする…」
そんなお悩み、実は“姿勢”が関係しているかもしれません。
ピラティスでは「姿勢」と「体幹のバランス」をとても大切にしています。見た目を変えるだけでなく、体の内側から整えることで、お腹まわりのすっきり感が変わってくるのです。
今回は、ぽっこりお腹と姿勢の関係について、わかりやすくご紹介します。
なぜ姿勢がぽっこりお腹につながるの?
日常生活で多いのが「反り腰」や「猫背」など、背骨が正しい位置からずれてしまっている状態。
このような姿勢になると、お腹の筋肉がうまく使われなくなってしまい、内臓が下に押し出されやすくなります。その結果、下腹が前に出て「ぽっこり」見えてしまうのです。
特に、デスクワークが多い方や、スマホを見る時間が長い方に多く見られます。
姿勢が崩れると、お腹の奥の筋肉(いわゆるコアの部分)が働きづらくなるため、外側の筋肉ばかり使うようになり、バランスが崩れていくのです。
姿勢を整えるとどうなるの?
ピラティスで意識する「ニュートラルな姿勢」を保つことで、内側の筋肉(お腹・背中・骨盤まわり)が自然と働き始めます。
これは、特別な腹筋運動をしなくても、「立ち方」や「座り方」を変えるだけで、お腹の筋肉に刺激が入りやすくなるということです。
また、呼吸も深くなりやすくなるため、お腹全体がふわっと引き締まった感覚を得やすくなります。見た目だけでなく、内臓の位置が整いやすくなるというメリットもあります。
今日からできる!姿勢改善のポイント2つ
1. 骨盤の位置をチェック
立ったときに腰が反りすぎていないか、あるいは丸まっていないかを鏡で確認。骨盤がまっすぐ立っていると、自然とお腹が使いやすくなります。
2. 背筋を伸ばすより“引き上げる”意識
「胸を張る」ではなく、「頭のてっぺんを上に引っ張られるように」立ってみましょう。力みすぎず自然に背筋が整います。
まとめ
ぽっこりお腹の原因は、脂肪だけじゃないかもしれません。
姿勢を整えることで、体の内側からお腹まわりを引き締めるチャンスが生まれます。ピラティスの考え方では、「使われていなかった筋肉に目覚めてもらう」ことが、何よりの近道です。
