「歩くのが疲れる」「膝や腰が痛くなる」「昔と比べて歩幅が狭くなった気がする」
そんなお悩みはありませんか?
私たちは1日に何千歩も歩いていますが、実は歩き方には「癖」があり、その癖が体の不調につながっていることも少なくありません。そんなときに役立つのが、体のバランスや動きを整えるピラティスです。
歩くという動作は、一見シンプルに見えて、実はとても複雑。足だけでなく、股関節や骨盤、背骨、そして体の中心の筋肉など、全身が連動して動く必要があります。ところが、長年の生活習慣や姿勢の崩れ、運動不足などによって、この連動がうまくいかなくなってしまうことがあるのです。
たとえば、本来は「かかと → 足裏全体 → つま先」と順に体重を移動させて歩くのが理想的ですが、足の指がうまく使えていなかったり、外側だけで体重を支えていたりすると、足のクッション機能が十分に働かず、膝や腰に負担がかかります。また、骨盤の動きが硬くなっていると、足が前に出にくくなり、歩幅が小さくなって、ちょこちょこ歩きになってしまうことも。
ピラティスでは、まず「自分の体のクセに気づくこと」からスタートします。そして、呼吸やゆっくりとした動きの中で、体の軸やバランスを整えていきます。特に重要なのが、足の裏の感覚と骨盤の安定。ピラティスで足指をしっかり使う練習をすることで、地面をしっかり踏みしめて前に進む感覚が育ってきます。
また、体の中心である「お腹まわり」の筋肉を活性化することで、背筋が自然と伸びて、まっすぐ安定した歩き方ができるようになります。姿勢が整うと、重心がブレにくくなるので、少しの力でスイスイ歩けるようになり、余計な筋肉の疲れや関節への負担が減っていくのです。
実際に、ピラティスを続けている方の中には、「歩くときの姿勢が良くなった」「前よりも疲れにくくなった」「足が軽く感じるようになった」といった声も多くあります。普段の生活の中で何気なくしている“歩く”という動作が快適になると、毎日の行動範囲が広がり、気持ちも前向きになりますよね。
歩き方を変えるには、筋力や柔軟性ももちろん大切ですが、それ以上に「正しく使える体」を手に入れることが重要です。ピラティスは、その「使える体づくり」をやさしく、かつ確実にサポートしてくれます。
